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【生きるためのテレビ】NHK×JR東日本「生きる支援トレイン」

2018年03月16日(金)

生きる支援トレイン

3月中旬、東京でちょっと変わった電車が走ります。その名も「生きる支援トレイン」。「生きるのがつらい」「消えてしまいたい」そんな気持ちを抱える人たちに、ふと目をとめてほしい。そんな思いを込めた、中吊り広告とトレインチャンネルの動画を制作しました。それは、これまでEテレの福祉番組「ハートネットTV」の特設サイト「自殺と向き合う」に寄せられた「10代以下」の方からの言葉をもとにした、アニメーションです。月曜日から日曜日まで、日記のように言葉が並んでいます。

 

去年1年間に届いた10代以下の方からのメッセージは約250件。1週間、毎日10代の声が届くこともありました。
皆さんからのメッセージを1つ1つを読ませていただくなかで、「1週間」という時間軸でも、人の気持ちは少しずつ変化したり、移ろうものなのだということを、改めて気づかされました。憂うつと共に迎える月曜日。何とかふんばった火曜日。まだ半分も過ぎていないなあ...とため息の水曜日。ぼんやり週末を意識しはじめる木曜日。やっとの思いでようやく迎える金曜日。ほんの少しだけ、1週間を振り返る土曜日。また月曜日がくる、と、徐々に緊張感の高まる日曜日。長いような短いような7日間。きっとまた明日は、何も変わらない「7日前と同じ月曜日」が訪れると思うと、やりきれない思いにさいなまれます。
昨年いただいた10代の方の投稿に、こんな言葉がありました。大切な人を亡くし、ご自身もつらい状況にある方からのメッセージでした。

「明日楽しいことがあるかもしれないというのは嘘かもしれません」。
「これを読んでいるということはきっとあなたが『生きている』証拠です。今日も暑いって思えた。それだけで、生きているということですよ」。


「今日も、暑い」のは、暑かったいつかの日を知っているから。
明日はいいことがあるなんて嘘かもしれないけれど、今憂うつに感じている「月曜日」は、少なくとも「7日前の月曜日」とはちがう1日らしい。

そんな小さな気付きを原点に、10代以下の方々から寄せられた言葉の一部を並べて、1週間というリズムのなかで揺れ動く気持ちをアニメーションにしたのが、今回の「生きる支援キャンペーン」動画です。動画、そして連動した各種ポスターは、JR東日本で期間限定で運行する生きる支援トレイン車両内、また「#8月31日の夜に。」の特設サイトでもご覧いただくことができます。
つらい時、誰にも言えない気持ちを、一人でも多くの方が「書いてみようかな」と思ってくださるきっかけになればと願っています。

NHK×JR東日本「生きる支援トレイン」
2018年3月16日(金)~31日(土)
JR京浜東北線、中央・総武線各駅停車にて1日1編成が運行

 

【特設サイト】#8月31日の夜に。
▼相談窓口はこちらからご覧いただけます 【テーマ別情報】自殺

コメント

どんな人間デモ命かあるボクは53才の除害を持ってます。今ものすごく不安でつらいのにどうしたら

投稿:リストカット友達 2018年03月22日(木曜日) 09時31分