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明日から新学期【 #8月31日の夜に #は続く 】

2018年01月08日(月)

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冬休みが終わり、明日から新学期という人も多いでしょうか。
夏のEテレ・キャンペーン「 #8月31日の夜に。 」に寄せられたメッセージの中で、ひときわ心に響いた文章がありました。メッセージ一覧からも読めますが、ここに抜粋してご紹介させていただきます。(ディレクターS)

 

20代・みつおさんからのメッセージ

中学3年生の時、なんだか分からないモヤモヤした気持ちがずっと心にありました。ふと気づくと死について考えるようになっていました。体調不良なども重なって自分ではどうにも出来ないくらい辛くなりましたが、明確な理由もないので家族にも上手く伝えられず、期末試験中だった学校を勝手に飛び出しました。

帰り道の公園でブランコに乗りながらまた死ぬことを考えていたら、当時の担任の先生が入口からゆっくりと歩いてきました。後から聞いたらあちこち探してくれていたそうです。怒るととても怖い先生だったので怒鳴られるんじゃないか、もしかしたら手をあげられるんじゃないかと思いましたが、先生はすっと横のブランコに座りました。

ゆっくりブランコを漕ぎながら、「人生は長いんだから今日1日くらい休んだって死にゃーしないんだ。逃げても良いんだよ」と優しく笑顔で話してくれました。大人になった今でも、心がいっぱいになった時は先生の言葉を思い出します。

 

もしも明日、どうしてもつらかったら、この先生の言葉を思い出してみてください。

「逃げる」という言葉は、どこかマイナスなイメージがあり、罪悪感を抱く人もいると思います。でも私は、つらい状況から「逃げる」ことは、「脱出」のような、ある意味とてもパワーと勇気の要る行為であると思っています。
だから「逃げたくても逃げられない」人がいて当然だし、勇気をもって「脱出」できた人は、どうかそのことに誇りを持ってもらいたいです。


★気持ちを書き出すことで、ほんのすこしラクになることもあります
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