【チエノバ12月】座間事件とSNS
2017年12月07日(木)
神奈川県座間市で、男女9人が遺体で見つかるという痛ましい事件が起きました。容疑者は、ツイッターに自殺に関する書き込みをしていた人にアプローチしたと報道されています。
政府は事件を受けて、不適切なサイトや書き込みへの対策強化に動き出しました。自殺に関する書き込みの削除や規制を求める声もある一方で、SNSなどが誰にも言えない気持ちをはき出す大切な場となっているという声も上がっています。
ハートネットTVではこれまで、「生きるためのテレビ」の番組や「自殺と向き合う」 「8月31日の夜に」特設サイト、ツイッターでの発信などを通して、「死にたいほどつらい気持ち」を安心して言える場を作ることをめざしてきました。今後もその方針は変わらず、取り組みを続けていきたいと思っています。
そこで12月7日放送の生放送「チエノバ」では、今回の事件をきっかけに、あらためて「死にたい」という気持ちとどう向き合ったらいいのか、SNSやWEBとどうつきあっていったらいいのか、考えました。
『ハートネットTV』 WEB連動企画"チエノバ" -座間事件とSNS-
2017年12月7日(木)夜8時・生放送[再放送:14日(木)昼1時5分~]
番組に向けて、今回のテーマと関わりの深い何人かの方にメッセージを寄せていただきました。
▼関連ブログ記事【座間事件とSNS】
【チエノバ・ご意見募集!】座間事件とSNS
松本俊彦さん「安心して「死にたい」といえる社会を守るためには」
春名風花さん「ネットを規制することは問題の解決にならない」
雨宮処凜さん「“死にたい”気持ちを生きてきて、今思うこと」
#8月31日の夜に。ディレクター「"目に見えないつながり"によって、私たちは救われることがある」
▼関連番組
ハートネットTV WEB連動企画"チエノバ"「座間事件とSNS」
2017年12月7日(木)夜8時生放送[再放送:14日(木)昼1時5分]
▼【特設サイト】自殺と向き合う / #8月31日の夜に。
▼相談窓口はこちらからご覧いただけます。【お役立ち情報】自殺
コメント
現実社会で「死にたい」という言葉を誰も聞いてくれないと言っているけど、本当に聞こうとしないのは「死にたい」と言っている人たちではないでしょうか?
現実で本当にあなたの事を思っている人達からの言葉を聞こえないふりをして、ネットに逃げているだけの気がします。
投稿:真理 2017年12月07日(木曜日) 20時14分
座間で起きた九人の殺害事件。被害者たちは自殺願望をツイッターで訴え、自殺仲間を探していたそうです。私の考えでは、この場合の自殺は文字通りの死ととらえられるべきではなく、新しい人間関係と新天地への渇望ととらえられるべきです。それまでの交友関係や家族関係、社会関係、地縁と決別したいという意志が、「自殺」という言葉に凝縮されているのではないでしょうか。
投稿:バンジョ 2017年12月07日(木曜日) 19時57分