【生きるためのテレビ】NHK×JR東日本 「生きるためのダンス」に込められた思い
2017年03月28日(火)
仕事がつらい、いっそ死にたい
人間関係がうまくいかない、自分はいなくてもいい存在だ ―
そんな気持ちになること、ありませんか?
3月は、自殺対策強化月間。
ハートネットTVでは、死にたいほどつらい気持ちを吐き出し共有できる場所を作りたいと、ホームページ「自殺と向き合う」をリニューアルしました。
さらに、JR東日本が運行している「生きる支援トレイン」の車内に、ハートネットTV制作のポスターと動画を掲載しています。
※「生きる支援トレイン」2017.03.16~31 京浜東北・根岸線、上野東京ライン、湘南新宿ラインで運行中
動画では、ホームページに寄せられたメッセージを、ダンサーの方に身体表現してもらい、それを「生きるためのダンス」として映像化しました。
ネガティブな気持ちは、家族や友達にも、身近だからこそ言えなかったり、勇気を出して言ってみたら余計に傷ついたり…どうしても、自分だけで抱え込みがちです。
でも、難しいけど、何かのかたちで、少しでも声に出せない気持ちを表現をできたら ――
そんな思いが込められています。
ホームページ「自殺と向き合う」の中では音楽つきで見ることができます。
どうぞご覧下さい。
制作に携わった一人一人が、そこに自らの経験や思いを込めています。
メンバーを紹介します。
自殺に関する相談を寄せたり、実際に行動へ移してしまうのは圧倒的に10代が多いという統計には、経験上納得せざるを得ないものがあります。私自身、幼少期の時点で周りと上手くコミュニケーションが取れず毎日の生活が苦痛で仕方ありませんでした。子供の自分が、・・・続きを読む
【撮影・編集】佐々木友輔
ひとが死にたくなる理由や生きたくなる理由はさまざまで、とても一般化できるものではないぞと当たり前のことを考えて、それでもなお「生きるためのダンス」の撮影を引き受けようと決めたのは、・・・続きを読む
【音楽】田中文久
どのような音楽を作るべきか当初は色々悩みましたが、最初のミーティングのときにディレクターの後藤さんの思いを受け私が語った(らしい)「手のひらの匂いがするような」音楽を目指しました ・・・続きを読む
【歌】角銅真実
この世のはじっこに、指一本引っ掛けてぶらさがっている
ひっかけた一本の指先の部分だけで、生きている この世に
もうやめたい
この指をほどけば、とても気持ちがいいかもしれない。・・・続きを読む
【ディレクター】後藤 怜亜
「生きるためのテレビ」は、2014年から、ハートネットTVのディレクターがバトンをつないで、「死にたい」「生きるのがつらい」という声に耳を傾けてきました。いただいた投稿を読む中で、「死にたい」という気持ちは、何か決定的・圧倒的な要因がある特別な感情としてではなく、日々の些細な傷付きや苦しさ、・・・続きを読む
【関連番組】
『ハートネットTV』「生きるためのテレビ」(Eテレ)
3月29日(水)夜8時[再放送:4月5日(水)昼1時5分]
【関連ブログ】
ハラサオリ「遠い誰かのこころに」 田中文久「手のひらの匂いがするような」
角銅真実「この世のはじっこに」
佐々木友輔「見知らぬ誰かのもとへ」
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