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【チエノバ卒業】久保純子さん「小さい個だけど、その思いの輪は必ず広がっていく」

2017年03月08日(水)

3月2日放送(3月9日再放送)
WEB連動企画“チエノバ”「ネット依存」

写真・久保純子さんWEB連動企画”チエノバ”を 3月2日の生放送をもってご卒業された久保純子さん。
2014年からはじまった初回放送よりレギュラー出演者として、数多くの当事者の声に耳を傾けて頂きました。今回は久保さんから、3年間を振り返りながらのメッセージが届きました。


 あっという間の3年間でした。

「チエノバ」に寄せられたメールやツイッター、書き込みを通してみなさんから頂いた声は、私の心にしっかりと届いています。時に考えさせられ、時に反省し、時にハッとさせられ、本当に多くの「気づき」と「学び」をいただきました。

「当たり前のことができなくて苦しい時、たくさんの選択肢と寄り添ってくれる人がほしい」とコメントを寄せてくれた不登校を経験した方。「何気ない日常がどれだけ幸せか」「逃げたい」と呟いた熊本地震で被災された方。「障害者という人間はいないと思う。障害は生きづらさのことだし、みんな多かれ少なかれ、生きづらさを抱えている」と書き込みをしてくれた方。スタジオに視覚障害の方をお招きしたときのこと。道で「大丈夫ですか?」と声をかけられると、ヘルプを求めたくても「大丈夫です」と答えてしまう、と。ハッとさせられました。それまでごく自然に「大丈夫ですか?」と声をかけていた自分に反省したのでした。

本当にしてもらいたいことは何か、求められていることは何か、真実の声に耳を傾けなくてはいけないと改めて痛感しました。
当たり前に「共に生きる」世の中になるために。私にできること。
小さい個だけど、その思いの輪は、必ず広がっていくと信じています。



3年間、本当にありがとうございました。

感謝を込めて
久保純子

 
写真・山田アナウンサーと久保純子さんと荻上チキさん



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