【視覚障害ナビ・ラジオ】開幕!ナビ・ラジシアター制作記③ ラジオドラマ「ブラインド探偵(アイ)」
2016年12月08日(木)
「視覚障害ナビ・ラジオ」のディレクター・遠田恵子です。
今回のドラマの脚本は、演劇結社ばっかりばっかりと関場理生さんの共同執筆。原作の持ち味をいかしつつ、ドラマとしてどう面白くしていくか、シナリオ会議が重ねられました。時に和やかに、時に厳しく。つなぐ思いはただひとつ、いいドラマをつくりたい!
演劇結社ばっかりばっかりは、「観る側も演じる側もバリアフリー」を理念に舞台を制作。視覚に障害がある人には音や台詞を工夫して、聴覚障害の人には漫画のふきだし調の字幕を付けるなどして、誰もが一緒に舞台を楽しめるよう知恵を絞っています。主宰の鈴木大輔さんと看板女優の美月めぐみさんは、これまでの経験を存分にいかし、脚本作りを引っ張ってくれました。
舞台で演じる美月さん(左)と鈴木さん(右)
一方の関場理生さんは、日本大学芸術学部で劇作を専攻する20歳。高校時代から演劇を学び、将来は脚本家になりたいという大きな夢を持っています。劇団「ジョニー座」を主宰し、これまで舞台制作の経験はあるものの、ラジオドラマは初めて。原作から脚本を書き上げるという作業もこれまた初めてです。関場さんは、「最初は戸惑いもあった」と正直に語る一方で、「プロの仕事を間近で見られる幸せ」を実感したといいます。
世代も経験も違う二組だからこそ生まれた脚本の妙。鈴木さんも美月さんも関場さんも、役者としてドラマに出演もしています。
自分で書いた脚本を自分で演じるなんて素敵だなと思います。
点字百人一首を楽しむ着物姿の関場さん
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