【視覚障害ナビ・ラジオ】開幕！ナビ・ラジシアター制作記② ラジオドラマ「ブラインド探偵（アイ）」
2016年12月06日（火）
「視覚障害ナビ・ラジオ」のディレクター・遠田恵子です。
今回のラジオドラマの原作者は、全盲の作家・米田京さん。45歳の時に、病のため失明しました。長く出版や編集の世界で実績を積み、念願のアメリカでの起業を果たした矢先だったといいます。小説を書き始めたのは見えなくなってから。デビュー作の「ブラインドi・諦めない気持ち」で、北区内田康夫ミステリー文学賞特別賞を受賞、鮮やかに文壇に登場しました。
執筆中の米田さん
小説の主人公は、中途失明の元雑誌記者・川田勇。“新米の視覚障害者”である彼が、ガイドヘルパーの弘子や仲間に支えられながら、視覚以外の力を駆使して難事件を解決していきます。新春スペシャルでお届けするのは、文庫本「ブラインド探偵（アイ）」に収められている短編「見えない力 白球の真実」。視覚障害者の野球・グランドソフトボール＝グラソフがモチーフになっています。「静かな甲子園」ともいわれるスポーツ、グラソフを、音が勝負のラジオドラマでどう表現していくのか。ぜひ放送でお確かめください。
今年の盲学校野球大会の様子
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