【出演者インタビュー】藤原久美子さん「障害があっても、適切な支援があれば子育てできる」
2016年07月19日(火)
7月5日放送(7月12日再放送)
シリーズ 障害のある女性
第1回 知ってほしい!私たちの生きづらさ
ご出演の藤原 久美子さんにメッセージをいただきました。
《藤原 久美子さんプロフィール》
自立生活センター職員
病気のため30代で視覚障害に。
41歳で出産 1児の母。
――収録を通して、どのようなことを考えましたか
母がこの番組を見たらどう思うか?というのが気になりながらの収録でしたが、懇談会のような感じで話が弾み、あっという間の2時間でした(※今回の番組の収録は約2時間行われました)。司会の山田アナウンサー、安田さんの質問は的確で答えやすく、それもあって会話も弾んだのだと思います。スタッフのみなさんのお気遣いなどがあったことも、安心して収録に臨めたのだと、とても感謝しています。ありがとうございました。
――他の出演者の方々とお話になって、どのようなことを感じましたか
印象に残ったお話などありましたか
加納さんや森崎さんとはこれまでお話しする機会もあったので、普段の感じでお話することができ、とてもよかったです。三宅さんと支援者の永田さんとの信頼関係が強いことが印象に残りました。
――収録を通し、改めて、女性であり、障害があるがゆえの生きづらさ、どのようなところに課題があると感じていますか
今回は全員が子育てをしているという共通点があって、「障害があっても、適切な支援があれば子育てできる」ということを知ってもらえたならよかったと思います。ただ、女性のあるべき姿を求められる社会の中で、自分の価値を認めることができず、パートナーを求めることすらあきらめさせられている人たちもたくさんいます。声を上げることすらできていない。そういった声なき声を聞いていってほしいと思います。
――少しでも障害のある女性が生きやすくなるために…今どんなことが求められていると思いますか
女性(男性)はこうあるべきといった固定的性別役割分業をなくしていくことや、制度がライフスタイルに合わせた柔軟に対応できるものになることです。
――視聴者の方にはこの番組をどのようなことを考えるきっかけにしてほしいですか
自分たちだけがこんなに大変だと言いたいのではなく、自分たちが気づきやすい存在であり、生きづらくなっている要因を取り除いていく事が、すべての人の生きやすさにつながっていくことだと思い、今回、自分たちの生活をさらしてでも知ってもらいたいと思いました。障害のない人も男性も、自分のこととして捉えてもらえたらと思います。
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