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認知症"本人の声"ポスターができました

2016年03月01日(火)

昨年暮れに放送した番組「わたしが伝えたいこと~認知症の人からのメッセージ~」。番組に寄せられた声をもとにして、“本人の声”を社会に伝えるポスターが完成しました。


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グレー部分に、付箋の束を貼り付け、
そこから利用者が1枚とって書き、四角のひとつ
ひとつに貼っていくデザインになっています。

 



ポスターは、2枚組になっています。Aポスターは、番組に寄せられた声の一部で、本人の手書きによるものです。Bポスターは、白紙のポスターに付箋で声を書き、貼れるようになっています。

この2枚組のポスターは、東京町田市にあるデイサービス「DAYS BLG!」のメンバーの皆さんと一緒に考え、制作されました。アート・ディレクターの西山英二朗さんと、番組ディレクターが何日もお邪魔し、認知症と生きる皆さんの本音を聞かせていただきながら、それを社会に発信するためにはどうしたらよいだろう?と話し合いました。「ひとつのメッセージでは伝えられない」という声が多数を占めるようになり、2枚組のポスターが生まれました。

Aポスターには、たくさんの“本人の声”を聞いて欲しいという願いを込めました。そして、Bポスターには、認知症と診断された人たちに「声を出してもいいんだ」というメッセージを送るとともに、ポスターを目にした誰もが「自分だったら、どう思うだろう」「自分はちゃんと声を聞いているだろうか」と考えるきっかけになれば、そんな思いを込めました。

いま日本では、認知症と告知された人たちが「数年で何もわからなくなる」「徘徊を繰り返すようになる」といったマイナスの情報に打ちのめされ、ひとり絶望の淵に立たされてしまう“早期絶望”が問題となっています。

しかし、私たちは取材を通して、認知症になっても診断前と変わらない人柄で、家族や仲間と笑いながら暮らしている方達にも数多く出会いました。周囲の理解や支えを得て、前を向けるようになった方々もたくさんいるのです。このポスターには、そんな皆さんが発した、希望の言葉がつまっています。少しでも、認知症に対する世の中の誤解を解き、絶望の淵にある方々が生きる希望を見出してくださるきっかけになればと、心から願っています。

ぜひ、このポスターをプリントアウトして、人の目の付くところに掲示して使っていただければと思います。



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 2016年2月8日『ハートネットTV』
 「
シリーズ認知症 わたしが伝えたいこと―認知症の人からのメッセージ―