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【出演者インタビュー】風間俊介さん「健太郎さんと康太郎さん、二人の人生が『響いて』きました」

2016年02月22日(月)

3月16日放送(3月22日再放送)
「いつまでも 弟と」
のナレーションをご担当いただいた俳優の風間俊介さんにメッセージをいただきました。

 

 

――ナレーションを終えて今回はどう感じられましたか?

 

もちろん、卓球界で注目されてる選手という側面もあるんですけども、ただただ、“一人の青年”の人生のお話として今、深く「響く」部分もあり、身を引き裂かれる気持ちもあり。ちょっと変な言い方になりますけど、とてもいいドキュメンタリーというか…一人の車イス卓球界の注目選手の物語ではなくて、“一人の人間の人生の物語”だと感じました。


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――響く部分というと、どんなところですか?

 

彼らの場合は同じ障害を抱えていて、二人がその障害について悩んだことがなかった。なぜなら相方も一緒で、何をするにも同じ苦労を乗り越えてきた相手だから。
…というのが、凄く「響く」。だからこそ、同じ目標に向かって二人が歩んでいたし、そしてその相方との別れっていうのが、見ていて本当に引き裂かれる思いだったし、(今、生きている健太郎さんには)本当に背負って引き継いでいって欲しいなあと。きっと健太郎さんと康太郎さんは、立場が逆だったとしても同じことを言う二人だろうな、と思いました。

 

――ご両親に関してはどんなことを感じました?

 

今までも、引き裂かれるような思いをたくさんされてきたと思うんですね。そして、また今回も引き裂かれるような思いをされて…。だからこそ、ご両親にとって、健太郎さんの思いが“希望”なんじゃないかなぁと思います。

 

――この番組を見る方へのメッセージをいただけますか?

 

色んな側面があると思うんですけれども、これから、リオそして東京パラリンピックを迎えるにあたって、それぞれの選手が色々な思いを背負っているということが伝わる回でもあるなと思います。番組では注目選手として、話題の選手として取材をスタートして、この物語と寄り添うことになったと思うんですね。なので勿論、パラリンピックの注目選手ということはもちろんのことだと思うんです。

でもそれだけでは括れない、伝えたいものが今回そこにあったので…どんな風に観ていただいても構いません。スタートはスポーツですけど、物語は最終的には人間の物語だと思うので。観ていただけた人がほんとに“感じて”いただければいいな、と思います。

コメント

3/23再放送を拝見しました。ここに登場した健太郎さんの頑張りに、いい年をした私が、こみ上げる涙をこらえることが出来ませんでした。とても大きな勇気を貰いました。泣きながら「俺は、君たちを必ず守る」と口ずさみました。「君たち?」健太郎君は、一人なのに何故「君たち」なのか?
 私は、大きな過ちを犯して居た事にやっと気付きました。・・・・其れは、私たち健常者が懐きがちな思い上がり、(障害者は可哀そうだ)と、いう感覚。
 しかし健太郎君は、それが理由で応援されたいとは決して思わないでしょう。一人のアスリートとして、条件の枠の中で、堂々と戦っているのですから。そうです、私には私の条件規定があり、健太郎君にも条件規定がある。不自由か、不自由で無いかは条件のはるか手前に存在する、つまらない感覚でしかない事をこの番組から教わりました。
 まさに渡辺和子さんの著書「置かれた場所で咲きなさい」にその本質を感じました。
 かけがえの無い、双子の弟を亡くした直後の健太郎君の気持ちを思うと、どうしても私の中に「惻隠の情」が湧いてきます。これまでも、これからも、健太郎君の競技に対する戦いの火が消えないことを、心から念じて行きます。健太郎君、お母さん、お父さん、この番組を制作されたスタッフの方、この卓球競技を、発足存続されている全ての方々に、感謝します。有難う。 最後に天国にいる康太郎君、いつまでもお兄ちゃんを見守ってあげてください。

投稿:ハワイ ハラダ 2016年03月23日(水曜日) 14時23分

健太郎さんの想い、カメラから背を向けて涙を拭う双子の想いが痛いほど響いてきて、涙が止まりませんでした。
そして、健太郎さんと同じ様に片割れを亡くし、まるで二人分の人生を歩むかの様に、何事にも全力で頑張ってきた次女の大学院卒業前夜というタイミングで放送されたこの番組を家族で一緒に観ました。
長女を亡くして15年、色んな事がありましたが、
残された次女の頑張りが家族の希望であり、支えとなりました。
ただ、お腹の中から体温を共有してきた双子が片割れを失った喪失感は親にも計り知れないモノがあると感じますので気がかりな面もあります。
それでも、打ち込む事が出来るものがある事が、とても救いになると、我が家の次女を見ていて感じたことですので、健太郎さんが夢に向かっている姿を応援したいと思います。

投稿:エム 2016年03月20日(日曜日) 05時51分