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【出演者インタビュー】毛受敏浩さん「お互いを知り、合流していく姿勢を持つべき」

2014年11月05日(水)

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11月5日放送(11月12日再放送)
シリーズ 日本で暮らす外国人
第2回 外国人高齢化の現場から
ご出演の毛受敏浩さんにメッセージをいただきました。

 

《毛受敏浩さんプロフィール》

日本国際交流センター執行理事

 

 

 

――第2回のテーマは、日本で暮らす外国にルーツを持つ人たちの“高齢化”です。多様な言語・文化を持つ高齢者の“生きる”をどう保障するのかを考えていきました。収録はいかがでしたか。

日本で暮らす外国人の高齢化の話というのは今までほとんど取り上げられなかったテーマなので、すごく意義のある番組だと思います。日本で暮らす外国人はまだ若い方が多いですが、高齢化が進んでいるというのも事実なので、将来を見据えた内容だったのではないでしょうか。

 

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――多くの課題も見えてきましたが、この問題とどう向き合っていく必要があると感じますか。

彼らが高齢化していろんな課題に直面するんですけども、その多くは貧困の問題と関わっているんです。そして、それは高齢者になって始まった問題ではなく、彼らが日本に来て生活していくなかでしっかりとした社会的地位を得られえなかったことに起因していて、それが高齢化することによって噴出しているという部分もあるんですよ。ですから、長い過程のなかで彼らがどうやって日本社会に受け入れられていったのかということをもう一度見直すべきだと思いますね。

 

――第2回の放送を通して視聴者の方にはどのようなことを伝えたいですか。

外国人の方たちというのは、労働者という側面だけじゃなくて、生活者でもあるんです。家族を持ち、高齢化していく、我々と同じ人間です。ですから同じ人間同士、彼らのことをよく知り、合流していくという姿勢を持っていくことがさらに重要になるのではないかということですね。

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