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空腹の前では平等

2013年10月03日(木)

10/9(水)に放送する
「おかえり」―非行に走る子供たちの居場所 ―
まだ編集が続いており、どのような番組になるかは
現在わからないのですが、思ったことを書いてみます。
 

今回の放送では、非行に走る子どもを支えるボランティアを続けている
ばっちゃん(中本忠子(ちかこ))さんと、
ばっちゃんの家に集まる少年・少女・周辺の人々を取材します。


長年、子どもの非行と向き合ってきたばっちゃんの教訓は、
「腹が減ると悪さに走る」ということです。
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ばっちゃんのシンプルで温かい言葉が、心に染み入ります。


ばっちゃんは、息子のPTA活動に関わる中で、
空腹が原因で、万引きなどの非行に走る子どもが大勢いることを知りました。
ばっちゃんがなぜ、「空腹が原因」とわかったのはわかりません。
色々な出会いの中で、「空腹」というシンプルな現象を見出したのは
おそらくばっちゃんの器の大きさだと思われます。


以来30年もの間、
家で食事が満足に取れない子どもたちに自宅を開放し、
ボランティアで食事を振る舞い続けてきました。

ちらし寿司、カツ丼、冷やし中華、焼肉。
美味しそうな食べ物の前では、みな明るい顔。
非行に走る現実と隣り合わせとは思えないほど。


「ただいま」といって集まる子どもたち、
「おかえり」といって迎えるばっちゃん。
彼らの居場所が、そこにあります。



◎放送予定
「おかえり」―非行に走る子供たちの居場所 ―
本放送=10/9(水)夜8時
再放送=10/16(水)午後1時5分

コメント

真に尊敬されるべき人。

投稿:せんでろす 2017年11月04日(土曜日) 20時47分

広島のばっちゃんのこと、本日始めて知りました。
こんな素晴らしい方がいらしたなんて、涙が溢れました。
住み込みだった女の子の、『産むだけ産んで、放って置かれた』私も助産師をしておりましたので、同じようなケースはありましたが、育児出来ないなら、産まなきゃいい、妊娠しなきゃいい、その為に社会は知識を与えたり、サポートしたりする体勢を整える事がとても大切といつも思っております。
少年院を出たマコト君、少年院に入る前に人生の目的を持つことが大切と気づかせてあげたかった。親の役割って何でしょうか?我が子に虐待する親。食事を与えない、育児放棄するネグレクト、信じられないことが身近で起こっていること、もっと社会が目を向けなくてはいけない。個人で出来ることは、小さいことでも、皆でやると大きな力になる。
ばっちゃんも自分一人でなく、支えてくれる人がいたのが、継続できた秘訣でもありますね。
私達も助産師として、望まない妊娠や不妊の原因にもなる性感染症を防ぐ為の知識を子供達に教えたり、思春期に自己肯定感を持てることでいじめも減るとの目的で活動しておりますので、ばっちゃんに負けずに継続していきたいと、今日のNHKスペシャルを見て、 感じさせられました。
この世に生まれてきたことはキセキなのだと子供達に伝えています。
その命=寿命を誰かの為に何かをするためのものである。これからも思春期の子供達に伝えていきたいと思います。

投稿:mieko 2017年01月07日(土曜日) 22時24分

“広島のばっちゃん”番組を見たのは2度目です。私は教員をしていますが、学校でどれだけのことをしてやれているだろうと考えさせられました。国が、偉い人たちが世界の子どもたちに愛の手をさしのべようと動いていますが、日本の、そこにいる子どもたち全てが幸せに生きているわけではなく、負の連鎖のように親に愛されない子どもが親になり、子どもの愛し方を知らずにまた子どもが不幸になる。すぐ目の前で助けを求めている子どもに、大人は、何をしてやれているのか。総理大臣だから、文科省の人間だから、学校の先生だから、親だからでなくて、大人がもっと責任を持って子どもたちを育てていく世の中にしなければと心から思いました。私も微力ながら、子どもたちにできることをやっていきたいと思います。

投稿:しんたろうママ 2017年01月07日(土曜日) 22時06分

広島の中本忠子さんの回をもう一回、再放送お願いします

投稿:くみこ 2014年10月02日(木曜日) 15時25分

とにかく涙が出ました。無責任な親もまた無責任な親の子なんでしょうか?ばっちゃんの家で心の居場所がないと言っていた女の子、、しっかりした口調で立派でした。あなたが1代目となり、結婚して幸せな家庭を築いて下さい!悪をしても子供は子供です。みんなあどけない可愛い顔してました。非行に走らざるを得ない環境にある子供、そして手繰り寄せる暴力団、、悲しくて腹が立ちただただ涙が止まりませんでした。ばっちゃん、ありがとう!

投稿:たろう 2014年05月01日(木曜日) 14時26分

翼君と、同じ年頃の子供がいる母親です。一番楽しい青春時代を、少年院ですごさなければならなかった翼君に、胸がいたみました。
翼君、がんばれ。

お知らせですが、広島にピピオ子供センターという、こどもシェルターができました。番組に出ておられる仲本さんが理事をしておられます。
偶然ニュースでしりました。

投稿:いねむり 2014年04月30日(水曜日) 19時32分

今、再放送を途中から見ました。住込みの仕事を辞めて行き場所を失った少女の「親は産みっぱなし」という話に悲しくなりました。

投稿:san 2014年04月24日(木曜日) 20時41分

私も子供関係の仕事をしていますので、新聞でタイトルを見て10月9日の放送を録画しました。
繰り返し繰り返し見ています。

中本さんの無私・無償の子供への愛、私もこういう心で子供と向き合えたらと強く思う反面、とても真似できないとも感じます。心から尊敬します。

もう一つ心に強く残ったのが、ツバサくんを受け入れてくれたお姉さんの家族のあたたかさです。
弟のことを「すごくかわいそうな顔をする」と言い、放っておけないとつぶやくお姉さん。
中本さんの愛が仏のような愛ならば、お姉さんに感じるのは衝動のような母性です。ツバサくんが幼いころに得られなかった母の愛。
最後の夕食のシーンで「俺ピーマン1個食べたよ」と幼子のようにお姉さんに訴えるツバサくんの目が、本当に愛おしかった。
そして、全てを受け入れて温かく包み込んでくれているお姉さんのご主人。頼りがいのある度量の大きな方だと思いました。
かわいい3人のお子さん方とともに、ツバサくんの失われた子供時代を少
しずつ取り戻してくれるであろうご家族。心の居場所。

ツバサくんの今後の人生にエールを送るとともに、まだ心の居場所を得られない多くの子供たちのために、社会は、自分は、何をすべきなのか考えたいと思います。

投稿:tom 2013年10月19日(土曜日) 12時30分

少年院から仮退院してでてきたつばさ君のお顔を最初に見た第一印象は、「やさしそう!!ごく普通の男の子」でした。
 こんなに優しい目をした子がどうして非行にと思った私。それは空腹が原因なんですね。

 先日お亡くなりになったやなせたかしさんは戦争を経験され、一番つらいかったのは食べ物がなく空腹になること。だからアンパンマンは顔を分けてお腹が空いた子に分けてあげるんです。 と前におっしゃっていたことを思い出しました。

私は食に携わる仕事をしています。
食はこんなにも人を幸せにしてくれるんだと改めて考え直すことができました。

 この子供達の未来がよりよいものになることを願わずにいられません。

また中本さんの取り組みに頭が下がる思いでいっぱいです。

 

投稿:さゆり 2013年10月16日(水曜日) 16時05分

今社会福祉士を目指している主婦でもあり学生です。子どもを持つ身としてとても衝撃を受ける内容でした、日本の中でもこのような現状にある子供たちがいるということは悲しいですし、この現実を知ることができてよかったです。今後私自身こういった環境にある子供たちをサポートできる人材になりたいと思っています。子供は社会全体の宝です、私たち周りの大人が子供たちを支えていけるかで今後の日本の将来像が変わってくるかと思います。社会全体でこの現状について対策を考えていかなくてはいけないと思っています。
日本の将来が明るくするためにも多くの子供たちに笑顔がみられる社会となるようこういった社会問題を抉り出していっていただきたいです。

投稿:kimy 2013年10月10日(木曜日) 16時27分

おばあちゃんと非行少年少女の話、すごく良かった。
ツバサ君が少年院から帰ってきても中元さんが変わらずご飯わ食べさせてあげた所で涙が出ました。
子供はお腹がすくと悪いことしか考えられない、女なら売春、男なら窃盗恐喝だ、とはっきり言ってくれてすっきりしました。
未成年の子供の非行の原因は家族関係であること、何か問題を起こす子供達には
そうせざるを得ない理由があるんだと、メディアは学校やインターネットや社会のせいだけにしないで、子供が生まれてきて一番最初に接する社会が家族です。
今後は非行に走る子供の親を取材して欲しいと思います。

投稿:アキ 2013年10月10日(木曜日) 10時48分

つばさくん、いい顔していました。
頑張って!応援しています。他のお子さんたちも!

中本さんのような方がおられることを、初めて知りました。
保護司など大変なことを、どうして行政がしないのだろうと考えていましたが、
やっぱり無償の愛からしか生まれない関係があるのだろうと感じました。

中本さんのような方のみが多くの負担を負うのでなく、
どこへ行っても、そんな温かい気持ちの人たちで溢れる世の中だったら、本当にいいと思いました。

刺青のお母さんが息子さんの手紙を見て泣くところにも、もらい泣きしてしまいました。やっぱりお母さん。息子が善く成長していくことは嬉しいんですよね。

自分にはどんなことができるのか、考えていきたいです。

投稿:赤えんぴつ 2013年10月10日(木曜日) 10時28分