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ハートネットTV

放送日は毎週月曜日から木曜日の午後8時~8時29分、再放送は翌週午後1時5分~1時34分

2013年02月08日(金)

『メークのチカラ』(山田キャスターのブログ日記)


「ハートネットTV」キャスターの山田賢治アナウンサーから
「メーク」と「傷ついた女性たち」に関わるエッセイ&取材報告です。


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【写真】こんな感じで、放送前に“変身”します

こんにちは、山田です。みなさん、お元気ですか!

私、テレビに出るときはいつもメークしています。
ご存じの方も多いと思いますが、テレビに出演する人は、男性でもファンデーションをしっかり塗って、スタジオ照明が当たることでの“顔のテカリ”を抑えています。

男ながら、メークするとちょっと自信がつきます。
肌がきれいになったように見え、顔のパーツもくっきりし、髪型もしっかり整って、自分の顔ってこんなに変わるんだ、と(笑)。
このメークで、放送に向けての“戦闘モード”に入れるのです。

そして収録後、このまま帰りたいと思うこともしばしば(でも、お肌のためしっかり落としますよ)。
メークは、表面だけでなく内面にも影響するんだ、と実感しています(趣味ではありません・・・)。
たかがメーク、されどメークですね。


そのメークを“施設で暮らす女性”にすることで、「自分に自信を持つ」きっかけを提供し、人生を歩んでいく力にしてほしいと活動しているNPOがあります。
先日、活動報告会に行ってきました。家族からのDVをはじめとする性暴力にあい、保護された婦人保護施設で暮らす女性は、自分に対する関心が低く、『自分を大事にしていい、「キレイ」になっていい』となかなか思えないそうです。

 

yamada-0208-02.jpg
【報告会パンフレット】質疑応答も盛んでした

そこで、講師の方が婦人保護施設を訪ねてメークをすると、女性のみなさんに変化が現れたそうです。

●ずっと無表情だった方が、「かわいい」と言われて表情が出てきた。外出ができるようになった。
●メークしたあとに撮った集合写真を見ながら、みんなで褒め合うことができた。


これまでは、自分のことでさえも精一杯だったのに、相手を認める力も引き出したのでしょう。

参加した女性にアンケートを採ると、満足度が9割。これは高い!「今まで知らなかったメークスキルを学べた」他にも、「自分への意識が高まった」など心理面でのメーク効果が大きかったそうです。

でもでも・・・
当然ながら、この活動だけで、被害を受けた女性の心がすぐに回復するわけではないと思います。

性暴力での心の傷は、根深い・・・

少しずつ、長く、寄り添いながらこうした活動で心を癒やし、自分への自信を回復させるきっかけを作っていく。このNPOでは、性暴力ゼロを目標に戦う活動を続けています。

「女性や子どもへの暴力がない社会」
ハートネットTVでも、このテーマでこれからも番組を作っていきます。

一度きりの人生を、誰もが、少しでも、幸せに感じられるように。

 

活動報告会を行ったNPO・・・
特定非営利活動法人 しあわせなみだ(NHKのサイトを離れます)


ハートネット内:お役立ち情報「性暴力被害」(別ウィンドウ)
・・・情報、相談窓口 過去の放送記録などがご覧いただけます


 

コメント

こんにちは、キャスターの山田です。
こちらこそ、ブログを読んでいただきありがとうございました。

S.Nさんへ
私も同感です。男性として何ができるか、一緒に考え、行動していきましょう。性暴力がどれだけ女性の心に傷を負わせるのか、社会の想像力が問われていると、取材する中で感じています。

anonymousさんへ
そうです、同じような境遇の方は一人でありません。
anonymousさんは、決して悪くありません。どうぞ、自分を
大切にしてあげてください。メークもその一つだと思います。
急がなくていいです、ゆっくりと。
コメントありがとうございました。

投稿:山田賢治 2013年02月12日(火曜日) 12時04分

突然済みません。

記事を読んでドキッとしました。
私もまた、メイクが出来ない女性の1人です。
性暴力の被害者で、女性らしさを身につけるということに、強い抵抗を感じてしまうからです。

周囲に説明しても理解されず、私だけなのだと思っていましたので、そうじゃないんだと知る事ができてホッとしました。

以上、読んで下さって本当に有難うございました。

投稿:anonymous 2013年02月09日(土曜日) 15時35分

異性の立場から関わることの難しさを感じることがしばしばあります。
でも異性だからこそ知るべき事、出来得る事があるはずだと強く思います。
そんな中で、山田さんの姿勢、感性が私にとっては励みになっています。
心に負担を募らせないように心身共にご自愛くださいませ。

投稿:S。N 2013年02月09日(土曜日) 00時28分

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