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いつでもだれでもなりえる貧困

2013年10月04日(金)

2013年8月、生活保護基準の見直しを受け、
食費や光熱費などを援助する
生活扶助の支給額が引き下げられました。
“生活保護”は貧困の最低基準を決めているものです。

この秋の臨時国会には
申請の手続きや審査を厳格化するという内容が盛り込まれた
生活保護法の改正案が提出される予定で、
法案が成立すれば、来年4月から施行されることになります。
 


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なぜ、最低ラインが引き下げられたのか?番組の中で原因を究明します。


難しい番組ではあったのですが、、、私なりに考えてみました。
 

貧困は誰でもなる可能性があるということ。例えば、
 子どもを出産後、夫が病気になり離婚、
  自分の収入だけで生活できない女性。
 病気で働けなくなり、通院している中で、
  さらに新しい病気が発見された男性。
 会社でふとしたことで自分の居場所がなくなり、退社。
  「すぐに働け」といわれるとプレッシャーを感じてしまう方。

など。

特に若い世代や子育て世帯で
生活が追い詰められているケースが
目立ってきているようです。

今回の生活保護の制度見直しにはさまざまなポイントがありますが
大きなのポイントは「就労による自立支援」といいます。
 

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2日目は困窮者支援の放送です。

番組では、とある自治体の就労支援の取り組みを取材。
様々な事情から「自立しようとしてもできずにいる」方の
“社会復帰”への足取りを紹介します。
支援を受けた“元・引きこもり”のかたが
いきいきと働いている姿、笑顔。

(10/8の2日目に登場)
ここは是非見ていただきたいです。


今回の放送をふと考えてみたときに
「土台が不安定だと、まっすぐ背は伸びない」
と感じました。

ここに住む、すべての人が健やかに過ごすには
国、自治体、個人それぞれが
それぞれの立場から「セーフティネット」の役割を果たし、
暮らしが追い詰められた時にも再び立ち上がれるよう
いつでも整えていたいものだな、と思いました。



シリーズ 《貧困拡大社会》検証 生活保護(1)制度見直しの影響は
本放送=10/7(月)夜8時
再放送=10/14(月)午後1時5分

シリーズ 《貧困拡大社会》検証 生活保護(2)動き出す困窮者支援
本放送=10/8(火)夜8時
再放送=10/15(火)午後1時5分

 

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