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荻原博子さんからのメッセージ《家計を見直し 生活再生へ》

2013年01月26日(土)

1/28放送の
シリーズ貧困拡大社会 家計を見直し 生活再生へ
にご出演の荻原博子さんに収録の感想を聞きました。

20130128_ogiwara.jpg
荻原博子さん
(経済ジャーナリスト) 

 

Q.収録の感想を聞かせて下さい。

本当に感動しました。
「人が人を支える」ということが
今どんどん失われているじゃないですか。
だけどそうした中にもしっかり支え合っていこうと
努力を重ねている人たちがいるわけです。
まだまだ日本も捨てたものではないと感じましたね。

 

Q.現在の日本におけるお金の循環について
どのような問題を感じていますか?


グローバル経済という名のもとで、
どんどんアメリカ型にシフトしていっている気がします。
すなわち、お金でお金を稼いでお金持ちがより稼ぎ、
一方、普通の人はどんどん搾取されて落ちていっちゃう。
1%のお金持ちと99%の貧乏人、
というのがアメリカ社会ですよね。
でも日本もそこに近づいていくことが
本当に幸せなのかなと思いますね。

昔は違ったんですよ、日本は。
かつて日本がなんで幸せな国だったかと言えば、
人が人を支えるということがちゃんと出来ていた。
またお金を稼ぐのに、「お金でお金を~」ではなく、
みな勤労によってお金を稼いでいた。
血の通ったお金を。
だからそんなに大金持ちな人もいなければ、
そんなに貧乏な人もいなかったという。
全体的に幸せな国だったわけですよね。

 

Q.今回紹介した福岡県を拠点とする生活協同組合「グリーンコープ」は
資金の貸付と一緒に「家計指導」も行うところが特徴的でした。
そうした取り組みを見てどのように感じましたか?


単にお金を貸すだけならば、銀行がありますからね。
銀行はお金を貸して、その人から利息をつけて返してもらい
自分が儲けるために貸すわけです。
グリーンコープの場合はもちろん営利団体ですから
利益を生まなければなりませんが、
コープを利用している人たちの生活を支えることということが
基本的な目的になっていますよね。
そこが銀行との大きな違いです。
そういう取り組みは素晴らしいと思います。

また、お金って、人を活かしもするけど、
殺しもするものですから、
お金をちゃんと自分で扱えるようにするための
手助けをコープがしているのは、
非常に有意義なことだと感じました。

 

Q.貧困者は生活を立て直すうえで、
地域とのつながりが大切だという話がありましたが、
その点については、どのようなご意見をお持ちですか。


貧困は農村だけではなく、
都市部の中でもものすごい格差があって、
上と下が雲泥の差になってしまっていますよね。
そして下に落ちてしまうと
もう這い上がれないような社会になっている。
周りとのつながりが持てずに孤立してしまうと
なおさら再生は難しいと思います。
なので、そこを何とか食い止めようと
今回のグリーンコープのような人たちが
努力をしているわけですよね。
それって本当に貴重なことだと思います。

 

Q.視聴者の方たちに、
どんなところに注目して番組を見てもらいたいと思いますか?


たぶん今、孤立していてどうしていいのかわからない人って
本当にたくさんいると思うんですけど、
でも一方で、それを何とかしたいという人もまた、たくさんいますよね。
そういうネットワークがうまくつながってくれば、
そして数が増えれば、相談をもっとしやすくなるだろうとは思います。
いまのコープの例を見ていると、
「藁をも掴む思い」でいうところの、藁になっていますよね。
最後の希望というか。
だから、そういうところがもっと増えていかなければ、
日本の国は、格差の、上と下が離れすぎちゃって、
結果的にみんな沈んでいっちゃうのかな、
という気がしています。
そういう意味で、コープの取り組みを見るのは、
非常に意義のあることだと思います。



シリーズ貧困拡大社会『家計を見直し 生活再生へ』
2013年1月28日(月) 夜8時~8時29分 Eテレ
    2月4日(月) 午後1時5分~1時34分 Eテレ(再放送)

 

コメント

お早う御座います、荻原さんのテレビラジオを聞いています、とてもわかりやすいトオクしますね、尊敬しています、体に気をつけて頑張って下さいね、

投稿:風来坊 2017年07月02日(日曜日) 08時16分