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【出演者インタビュー】本村昭人さん「困ったときは素直に『助けて』と言ってもいいんだ」

2016年05月27日(金)

20160413_m.jpg4月13日放送
続・誰も取り残さない防災
―“あきらめ”を“希望”に―
ご出演の本村昭人さんさんにメッセージをいただきました。

 

《本村昭人さんプロフィール》

鹿児島県出身。神奈川県川崎市在住。42歳(放送当時)。
SE・プログラマー。仕事に追われ、体調管理がままならず2014年8月にギラン・バレー症候群に罹る。左足の自由があまり効かず、災害時の避難に不安を抱えている。



――番組では、障害者の立場から「防災について今、できること」を専門家も交えて具体的に考えました。ホームページやTwitterに寄せられた意見なども紹介しながら議論をすすめましたが、いかがでしたか。

 

ものすごく勉強になりました。実際に障害者の防災に携わられている方々の意見を生で聞くことができたので、今までになかった気づきが多くて、経験値が上がったなと感じました。「諦めなくて良いんだ」って。ツイッターでもいろんな方々が「助けを求めても構わないんだよ」と書かれていたので、自分の気持ちとしてもすごく救われた気がします。ただ、そういった人たちが自分の隣の部屋に住んでいるのかと言ったら、そうではないので、やっぱりそこはつながるきっかけがほしいなという気持ちもありますね。でも、村野敦子さん(別府市 防災推進専門員)がおっしゃっていたように、身近なところでは大家さんからでもいいんですよね。いきなり「助けてほしい」とは言わなくても、「今こうなっています」という報告をするだけで、それをきっかけにいろいろと考えてくれるかもしれないですし、もっと周りに頼ってもいいんだなと思いました。


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――「災害=死と覚悟している」という最初の気持ちから変化はありましたか。

 

そうですね。「助けてくれ」と言ったときに「わかった」という人がこんなにもいるんだと知ることができただけでもすごくうれしかったです。そこまで死を意識する必要はないんだ。素直に甘えて良いんだって。そこが一番の発見でした。

 

――すぐにでもできそうなことはありましたか。

 

まずは自分が行きやすい避難場所を探してみたり、そこまでの進みやすい経路を探してみたり、ほかにも備蓄のこととか、自分でできることはたくさんあるので、今日教えていただいた内容をひとつ一つこなして準備しておきたいと思います。番組で出たキーワードとしては、「自分の存在を地域の人に知ってもらう」というところからまずは始めようかなと思います。人のいるところに出て行って、杖を付いているが人いるよと思ってもらう。要するに自分をさらけ出すということからまずはやってみようかなと。たとえば積極的に役所に通って意見を聞いてもらうとか、そういうこともしていきたいと思いましたね。

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