――風間さんは、総合テレビで放送するリオパラリンピックのハイライト番組「パラリンピックタイム」で、現地リポーターを担当することになっていますが、どんなリポートをしたいと思っていますか。

4年に一度の祭典であるパラリンピックを生で見たいと思っている人達がたくさんいると思うんですよね。実際に会場を訪れて、肌で感じたすごさや迫力を伝えて、「リオデジャネイロには行けなかったけど東京パラリンピックは会場で観たい！」そんな風に思ってもらえるリポートになったらいいなと思います。

――「リオに行けなかった」というと、風間さんの高校時代の同級生、陸上の村上清加選手も惜しくもリオに行けませんでした。そんな選手たちの思いも含めて伝えられることもあるかもしれませんね。

そうですね。高校時代の友人でもある村上選手は、今、障害者陸上の選手をやっていて、日本代表になったりしているんですが、今回のリオでは選考に落ちているんです。そんな僕の友人だけではなく、リオに行けなかった選手の思いを出場している選手は背負っていると思うんですよね。僕は見に行けなかった人達を代表して観戦に行くし、選手たちは選ばれなかった人達の思いを背負って試合に挑む。それぞれの思いが、何かいい形で素敵な感動を呼ぶような、そんな大会になって欲しいと思います。