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【出演者インタビュー】萩原智子さん「そうきたか!って思うんです。」

2016年09月02日(金)

20160907_hagiwara.jpg9月7日(水)放送
19:30~20:43・総合テレビ

限界を更新せよ。~あす開幕!リオパラリンピック~
にご出演いただいた萩原智子さんにメッセージをいただきました。





《萩原智子さんプロフィール》
2000年シドニーオリンピック女子競泳日本代表。



――開幕特番では、パラリンピックの見どころや様々な競技の紹介をしましたが、印象に残った競技はありましたか。

やはりスタジオで体験させてもらったゴールボールですね。人間あそこまで極限の状態を作れるんだなっていうのを実感しました。も、あそこまで集中して神経を研ぎ澄ま事が出来たら、もっと高いレベルでチャレンジ出来るのではないかと教えてもらった気がします。様々な可能性を示してくれているパラリンピックの選手たちに感謝したいです。また、水泳以外の、パラリンピックの種目を深く知る事が出来たので、これからの放送が楽しみです。

――萩原さんは、パラリンピックの競泳選手たちと交流があるとスタジオで話されていましたが、”パラリンピック”という名前は知っていても実際にはよく分からないという人がまだまだ多いのが現状だと思うんです。この現状をどのように感じていらっしゃいますか。

選手たちから、「私たちが活躍すること障害を知ってもらう、パラリンピックを知ってもらう第一歩になるのであれば、とにかく頑張るしかい」、そういう言葉をよく聞きます。私も同じ考えです。例えば昨年、ワールドカップで活躍して脚光をあびたラグビー。一気に注目される人気のスポーツになりました。パラリンピックもラグビーと同じように、世界で戦う姿、活躍する姿を沢山の方々が観ることによって、ファンが増えると思うんです。今回は、テレビ中継も多いと聞いています。これはチャンスでもあります。選手たちも「生中継があるなんて、嬉しい!」と喜び、気合いが入ってきました。私も微力ながら、パラスポーツのファンを増やしていきたいと考えています。”パラリンピック”と”オリンピック”って名前は違いますが、競技をしているのは両方ともアスリートで、そのすごさを純粋に感じていただきたいです。「障害があるから大変」ではなく「すごいことやってる!」って、迫力ある躍動と強さを感じながら観戦してもらいたいです。

――リオパラリンピックで、萩原さんが楽しみにしていることや、みなさんに注目して見てほしいところはありますか。

水泳日本代表に、中村智太郎選手がいます。彼は、先天性両上肢欠損。帽子ゴーグルどうやってつけて外すのか、誰かにつけてもらうのかなと思っていると、自分の足でつけて、取り外す。私が「凄い!」と言うと、「足があれば、何でもできますよ!」と笑顔で返答してくれました。「そうきたか!」って

「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に活かせ」これは、パラリンピックの創設者であるルードヴィッヒ・グットマン博士の言葉です。強い心、人間の可能性、そして創意工夫・・・世界最高峰のパラリンピックで躍動するアスリートたちのチャレンジの瞬間を見逃さないで下さい!

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