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【出演者インタビュー】西崎哲男さん「パワーリフティングは障害者が勝つ階級もあるというのがおもしろいですね」

2016年08月05日(金)

20160802_n.jpg8月9日放送(8月16日再放送)
2016 リオパラリンピック
第15回 パラ・パワーリフティング

《西崎哲男さんプロフィール》
54kg級日本代表。23歳のとき交通事故で脊髄損傷。当初車いす陸上でパラリンピック出場を目指したが、断念。2020年東京パラリンピック開催決定を機に、パワーリフティングに転向。39歳。




――パワーリフティングの魅力はどのようなところでしょうか。

ほかのパラスポーツのように障害によるクラス分けがなく、体重でのクラス分けのみで、その人たちが重たいものを持ち上げてより重かった人が勝ちというすごくわかりやすい競技なので、そこは魅力かなと思います。あとは健常者と障害者を比べたときに、たとえば59キロ級だと健常者の世界記録※が約170キロ、障害者は約210キロ。障害者が勝つ階級もあるというのもおもしろさのひとつかなと思いますね。

※WORLD OPEN MEN'S CLASSIC RECORDS参照:健常者 59kg級 171kg(2016年7月23日時点)
※ipc powerlifting ranking参照:障害者 59kg級 210.5kg(2016年8月1日時点)


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――そういう競技は少ないですよね。

そうですね。一緒に戦うとしても健常者があえて車いすに乗ったりして障害者に寄せる競技が多いのですが、パワーリフティングは障害者でも一般の大会のルールで試合に出られますからね。

――リオパラリンピックまで残りわずかですが、これから本番までどのような準備をしていきますか。

6月のジャパンカップが終わったときに、フォームや呼吸、目線、手幅などを修正したほうがいいとアドバイスをいただきました。今はそれがいい方向に変わってきているので、そこをきっちり仕上げていきたいと思います。

――最後に、リオでの目標を聞かせてください!

自己記録の136キロを1キロでも更新することを目標にしたいと思います。東京パラリンピックで目指すはメダルです。メダル圏内は180キロ以上。そのためには毎年10キロずつあげていかなければならない。スタート地点の140キロに少しでも近づけるために、1キロでも更新したいです。その結果、入賞できればうれしいですね。

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