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【出演者インタビュー】宮路満英さん「リオでの目標は67点以上です!」

2016年07月25日(月)

7月26日放送(8月2日再放送)
2016 リオパラリンピック 第14回 馬術 宮路満英


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《宮路満英さんプロフィール》
馬術の日本代表選手。脳卒中の後遺症で右半身にマヒがある他、「高次脳機能障害」のため記憶が保てない、集中力が続かないなどの障害がある。妻の裕美子さん(右)と共に日々トレーニングを重ねている。

 

――リオパラリンピックまであと1か月と少しです。心境はどうですか。

満英:少し緊張はありますけど、リオに行けるだけでウキウキしています。今、リオで乗る予定の馬がオランダに2頭いるんです。どっちに乗るかというのはまだわからない状態で、8月には決まるので、そこからまた2週間ほど練習して本番に臨みたいと思います。

 

――本番で乗る馬と練習できるのはそのあとのわずかな期間だけなのですね。

 

裕美子:そうです。8月の2週間しか練習できないんです。とは言っても今まで何回か乗っている馬ですので、相性とかはわかっていますよ。


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――馬術のおもしろさというのはどのようなところですか。

裕美子:馬術は唯一動物と一緒に出場する競技なので、そこが難しいところでもあり、奥深くて楽しいところですね。あとは男女が一緒に競う競技ですし、障害別ではなくクラス別なので、目が見えない人がいたり、足がない人がいたり、いろんなクラスでいろんな障害を持つ人たちが競うところはおもしろいですね。


――右半身にマヒがあるので、乗りこなすのに試行錯誤もあったかと思いますが。

 

満英:そうですね。リオに出られるかどうかという話になったのも去年ですから。去年ヨーロッパに練習しに行ったとき、大会で思ったよりもポイントがとれて、それでいけるなかもしれないとなったんです。

 

裕美子:それまでにも一度世界大会に行ったことはあったんですけど、それは馬のおかげで、本人は技術が全然伴っていなかったんです。そこから本格的に練習を始めて、健常者の大会にも出させてもらったりもしました。だから、パラの練習だけじゃなくて一般の競技の練習も全部やってきたんですね。そういうところで技術が上がってきたのかなと思います。

 

――練習ではどのような工夫をされているのですか。

 

裕美子:右半身が動かないので、右足の代わりに長いムチを使ったり、あとは右足!とか、右足後ろ!と言うと、足は動かないけど坐骨はわずかに動いているような感じがあったんです。だから、右足後ろ、右足後ろ、とひたすら大声で言って練習してきました。

 

――それでは最後にリオの目標を聞かせて下さい!

 

満英:自己ベストが66.8点なので、目標は67点以上です!

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