夢をかなえたい!「自宅警備アイドル」(前編)
2015年03月30日(月)
- 投稿者:web担当
- カテゴリ:Connect-“多様性”の現場から
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昨年12月に開催された肢体不自由の子どもたちのためのイベント会場。ステージ上でデュエットしている車いすの女性と出会いました。「くれあ」さんです。
名刺を交換すると、肩書には「シンガー」などのほかに「自宅警備アイドル」とありました。意味を尋ねると、「いつも自宅にいるのだけれど、アイドルなのです」。そばにいたお母さんが教えてくれました。
4年前に突然、進行性の難病を発症し、歩けなくなりました。16歳の時です。日本に20人の患者が確認されているニーマンピック病C型という難病に似ていると言われていますが、世界的にも症例がなく、いまだに病名さえも定まっていません。もちろん、有効な治療法はありません。言語障害や呼吸障害などがあります。一昨年には食事も取れなくなり、胃ろうの手術を受けました。
いま20歳になった彼女の元気を支えているのは歌とブログです。歌が心の底から好きだというくれあさんは、この日、ブログを通じて知り合った、お気に入りのシンガーの「悠々ホルンさん」とともに、ステージに立ちました。アイドルにあこがれる彼女の夢は「人々の願いをかなえる流れ星になること」。タブレットパソコンの音声を借りて、そんな自分の熱い思いを語りました。
彼女が作詞した「星空、手が届くかな?」という曲を聴いていたら、彼女だけではなく、ひとはみんな流れ星なのだと思えてきました。でも、くれあさんはとりわけ明るい光を放つ流れ星です。会場に来ていた障害のある子どもたちは、はじけるような笑顔の彼女から温かな希望の光を受け取ったと思います。
そして・・・「自宅警備アイドル」くれあさんの憧れのアイドルは“モーニング娘。'15。彼女の夢のひとつである「舞台上での共演」が先日実現しました!
コメント
今までアイドルとかに一切興味なかったですが
昨日のTVを見て初めて、応援したい(パワーをもらえる)気持ちになりました。
また世の中のアイドル(モーニング娘さんなど)は人々に素晴らしい力を
与えているんだと理解し、アイドルという職業に対しての価値観がいい意味で変わりました。
これからも頑張って下さい。
心から応援しています。
投稿:ヒロキ 2016年12月13日(火曜日) 13時35分