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【障害者陸上 世界選手権】競技初日の様子は?(10/22) #Doha2015

2015年10月23日(金)

カタール時間の10月22日(木)、いよいよ競技が始まりました。
日本女子にメダリストも誕生したこの日の様子をリポートします!

高桑早生選手銅メダル!インタビュー動画、試合結果はこちらをクリック

001_IMG_2453_R.JPG今日のドーハも気温30度を超え、特に午前中から正午過ぎにかけての暑さは半端ありません。


002_IMG_1943_R.JPG朝9時半から競技が行われましたが、帽子にサングラス、首からタオルで汗だくのジャーナリストたちをよそに、アスリートたちは暑さも全て想定のうちと言わんばかりに、素晴らしいパフォーマンスを見せていました。(トラックに映る選手の影もくっきり)

お昼過ぎに午前の部が終わり、夕方4時まで少し時間が空きます。
 

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夕方の部の開始時間が迫ると、客席には国旗を準備する人、フィールドには広告のパネル調整する人などがいて、スタジアムが少しずつ活気を取り戻します。


005_IMG_1988_R.JPG夕方の部最初のレースは男子1500m・T46(切断・機能障害/立位)のクラス。優勝したのはアルジェリアのSamir Nouioua選手。ゴールするとすぐに倒れこんでしまいました。

006_IMG_1999_R.JPG関係者は笑顔!本人は…


007_IMG_2009_R.JPG幅跳び会場でアヤシイ人影を発見!実は日本から来た写真家の越智貴雄さん。障害者スポーツの写真のエキスパートです。跳躍をローアングルから狙うため、ベンチの下に潜り込む作戦のようです・笑。左隣りのカメラマンも茫然!


008_IMG_2088_R.JPG日本人選手最初の決勝レースは女子100m・T34(脳性まひ/車いす)のクラス、23歳の北浦春香選手。結果は21秒78で6位でした。


009_IMG_2100_R.JPG悔しい思いもあったようですが、最後は笑顔で「次のレースも頑張ります」と言って下さいました。北浦選手のインタビューはこちらをクリック


010_IMG_2104_R.JPG競技場を何気なく歩いていると競技を終えた選手がレーサーに乗って横を通り過ぎていきます。実は私はこれまであまりレーサーを間近に見たことがなかったのですが、カッコイイですね。個人的にはロードバイクなど好きなので、同じようなカッコよさで、はまれそうな気がしました!

本日、日本人の女子選手が2人ずつ出場しているのが走り幅跳びT42とT44(いずれも「切断・機能障害/立位」のクラス、数字が小さいほうが障害が重いことを表します)。

011_IMG_2158_R.JPG先に行われたT42(大腿義足)では日本記録保持者の大西瞳選手が、3m21を跳んで、自己ベストを2センチ更新しました!こういった大きな国際大会で自己ベストを出せる選手というのは本当に強い選手なのでしょう。それでも日本新で6位と世界の壁は厚いですが、「自分に勝つ」という意味では勝利という気がします。でも大西選手、初日だからチームのためにもよい結果を出さなければという責任を感じていたそうです。インタビューはこちらのブログの中盤に。(大西選手は、Eテレ「バリバラ」のレギュラーです!)


012_IMG_2121_R.JPGこちらもT42の村上清加選手。残念ながら自己ベスト更新はなりませんでした。29日の100mに期待です!(村上選手は、ハートネットTVの2012年度版タイトル映像に登場していただきました)


013_IMG_2111_R.JPGそのT42で優勝したのが両足が義足の、ドイツのVanessa Low選手。これまでの記録を一気に19㎝上回る世界新、4m79を叩き出しました。実は彼女2回目の跳躍ですでに世界記録を出していたのですが、3回目で自分自身の記録を再び塗り替えてしまったのです。なんともダイナミックなジャンプは観客を魅了していました。試合の様子はこちらのページに!

014_IMG_2176_R.JPGVanessa Low選手、笑顔も素敵です!


015_IMG_2180_R.JPGそれからこのアフロヘアーの方、覚えてらっしゃるかたはいるでしょうか?7月にグラスゴーで行われた競泳の世界選手権の時に「自撮りリポート」をしていたメキシコのリポーターさんに再会しました。
【障害者競泳 世界選手権2015】大会3日目の様子は?(7/15) 
グラスゴーでアロハシャツはどうなんだろうと思っていたんですが、ドーハでアロハシャツはちょうどいいですね。といっても汗だくでしたけど・笑。


016_IMG_2188_R.JPGガイドランナーと走る視覚障害のクラスでは、レース前に選手とガイド(左)がスタートのチェックをしていました。でも、入念な確認も虚しく、ある選手が、ガイドと選手をつなぐ輪をうまくつかめず、スタート直後で止まってしまったことも。

017_IMG_2189_R.JPGなんとも悔しそうな後姿が切なかったです。


018_IMG_2249_R.JPG日本人にとっての本日のクライマックスは女子走り幅跳びT44(下腿義足)でしょう。メダル候補の中西麻耶選手のジャンプを見に、スタンドには多くの人が集まっていました。

019_IMG_2273_R.JPG020_IMG_2275_R.JPG躍動感あふれる跳躍!中西選手がジャンプの前に頭上に両腕を上げて手拍子を始めると、観客もそのリズムに乗って中西選手に響き合っていました。最後の試技まで積極的に攻め続けましたが、自己ベスト更新ならず、5位にとどまりました。中西選手のインタビューはこちらをクリック

優勝したのはMarie-Amelie Le Fur選手。
026_IMG_2213_001.jpgなんとも優雅なこのフランス人選手、ジャンプが終わった後に義足の膝の部分に砂が入ったのを落とそうとした一場面があったのですが、彼女が後ろに軽く足を蹴り上げた姿が、私にはまるでバレリーナのように映りました。(写真がなくてスミマセン…)



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022_IMG_2223_R.JPG023_IMG_2224_R.JPGそして!この競技で高桑早生選手が銅メダルを取りました!日本選手団今大会初のメダルです。自己ベストを13㎝更新する5m09。「自己ベストを出せばメダルに届くと思っていました」と淡々と語ってくださった高桑選手の表情からはポジティブなエネルギーと自信を感じました。高桑選手のインタビューはこちらをクリック!


024_IMG_2414_R.JPGそして、メダルセレモニー

025_IMG_2433_R.JPGメダルを掲げる高桑選手、実は3人の中で一番嬉しそうだったりして。本当におめでとうございました!

(文・写真 鈴木祐子)

 

◆全日本人選手の出場スケジュール、試合結果は ⇒日本人選手スケジュール

◆今大会の見どころは ⇒日本人選手、大会の展望は?



◆関連サイト
Road to Rio(競技編)パラリンピックを理解して楽しもう!~陸上競技~
Road to Rio vol.33 「ドーハ、そしてリオへ ~日本パラ陸上競技選手権大会~」

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