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Road to Rio vol.37 【2015ジャパンパラ水泳競技大会】障害者競泳、国内屈指の大会

2015年09月08日(火)

鍛え抜かれた肉体と、多様な泳ぎ、そして限界と可能性…
9月5・6日、国内の障害者競泳の最高峰の大会のひとつ、ジャパンパラ水泳競技大会が東京辰巳国際水泳場で開かれ、北は北海道、南は鹿児島県まで全国から、そして年代も10代から60代(!)まで!およそ270人の選手が集まりました。
この大会はIPC(国際パラリンピック委員会)公認。ここでリオパラリンピックの標準記録を突破すれば、リオへの道にもつながります。
リオ大会に内定している木村敬一選手、7年ぶりに実践に復帰した成田真由美選手などに注目が集まっていました!


◆大会1日目の様子

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飛び込みの瞬間、筋肉が躍動します!木村敬一選手

 

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スタート台までは車いすを使いますが、水中では自分の体だけ!

 

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若手の泳ぎにもぜひ注目を!女子50m平泳ぎ、大向優貴選手


ロンドンパラリンピックのメダリストも出場しますが、東京パラリンピックを担う若手も集結!自らの限界に挑戦する姿は必見です!
人間は水の中ではこんなにも“自由”になれるのか!!この大会には、肢体不自由、視覚障害、知的障害、聴覚障害のアスリートがエントリーしています。
「クラス分け」とは?⇒Road to Rio(競技編)パラリンピックを理解して楽しもう!~競泳~


20150907_swim004.jpg表彰式直後のひとコマ。皆さんうれしそうです!


20150907_swim005.jpgハートネットTVでも何度かご紹介している一ノ瀬メイ選手の飛び込み!
グラスゴー世界選手権2015でのレース・インタビューはこちらをクリック(記事真ん中のあたり)



20150907_swim007.jpgこちらは一ノ瀬選手の平泳ぎ。


20150907_swim006.jpgこちらは山田拓朗選手。飛んでます!
グラスゴー世界選手権2015での山田拓朗選手のレース・インタビューはこちらをクリック。(記事一番上)



20150907_swim008.jpg水をしっかりととらえる泳ぎ!男子150m個人メドレー、三國健一選手


20150907_swim009.jpg“水の女王”復活!成田真由美選手


 

◆大会2日目の様子

20150907_101.jpg100mバタフライ女子 決勝。水泳は、水の抵抗を最小限に、水をかく力は最大限に… 鎌田美希選手


20150907_102.jpg飛び込み、そしてスタートダッシュに磨きをかけて…鈴木孝幸選手。
グラスゴー世界選手権2015での鈴木孝幸選手のレースとインタビューはこちらをクリック。(記事上から3番目)



20150907_103.jpg会場は東京辰巳国際水泳場。テレビ、新聞をはじめ多くの取材陣が。


20150907_104.jpg男子50m背泳ぎ予選。両腕を交互に回す選手、両腕を同時に回す選手。
この組にはS2からS4の障害の重いクラスの選手が出場しています。



20150907_105.jpg男子50m背泳ぎ予選。
2レーン、粂田幸仁選手の泳ぎを1/1250秒のシャッタースピードで。おもに、腕の力だけで進みます。



20150907_106.jpg男子50mバタフライの決勝。飛び込みのフォームって美しい・・・


20150907_107.jpg男子50mバタフライ・予選。スタート方法もいろいろ!
障害の状況によって、スタート方法など、いくつかのルールに「付加」や「緩和」が行われます。



20150907_108.jpg木村敬一選手、男子100m背泳ぎ・予選のスタート!
木村選手は出場した全種目で優勝しました。



20150907_109.jpg「タッピング」ご存知ですか? 視覚障害の選手がターンやゴールする直前、棒の先で体を叩き、合図を送ります。背中は寺西真人コーチ。
 タッピングについてはこちらの動画、2分10秒あたりから⇒
Road to Rio(競技編)障害者競泳 世界選手権 2015年7月放送

 グラスゴー世界選手権2015、木村選手の100m バタフライのレース・インタビューはこちらをクリック。(記事一番上)


20150907_swim110.jpg 男女混合の200mフリーリレーに挑戦する「JAPANチーム」。左は成田真由美選手、右は加藤作子選手。


20150907_swim111.jpg男女混合フリーリレー、JAPANチームのメンバーリストです。


20150907_swim112.jpg第1泳者、加藤選手から鈴木さんに。


20150907_swim113.jpg第2泳者、鈴木選手から、第3泳者の成田選手へ。
成田選手は水中スタートなので、こんな状況が見られます。



20150907_swim114.jpg成田選手から、アンカーの江島大祐選手へ
ゴールしたタイムは2分52秒48の日本新記録でした!
世界で見ると6番目くらいにあたるそうです。リオに期待!



大会の最後の種目は、男女混合の200mフリーリレー(20pts)。障害の重いクラスの選手が対象のこの種目で、みごと日本記録を更新!世界で言うと「6位くらい」にあたるそうです。

障がい者水泳協会専務理事の櫻井誠一さんによると、「今回の大会での成果の一つ」なのだとか。
障害の重いクラスのアスリートたちは、どんな技術の壁や身体の限界を打ち破り、記録を伸ばしているのか?そうしたことにも、今後注目していきたいと思います!

競泳だけでなく、パラリンピックの全ての競技が抱える課題が「選手の発掘と育成・強化」です。
すそ野を広げることです。
ジャパンパラのような大舞台をきっかけに若手が成長することも大事ですが、こうした大会に、どういう人たちが出て、どんな泳ぎを見せているのか?
できるだけ多くの人、特に、障害のあるお子さん、家族、友人を持つ人、そしてもちろん本人が知って、受け入れてくれる地域のスイミングクラブやスポーツセンターを訪ねる「気持ち」になることが大事なのではないでしょうか?
そのためには何が必要なのか?社会に、地域に、学校に、職場に・・・ 考え、そして伝えていきたいと思います。

 


◆【関連ブログ】
 ・【障害者競泳 世界選手権2015】日本人選手試合結果。動画や現地コラムも! #Glasgow2015
 ・Road to Rio(競技編)障害者競泳 世界選手権 2015年7月放送

 


リオ・ピョンチャン・そして東京へ。
すべてのパラリンピックを盛り上げるために、取材を続けていきます。

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