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【出演者インタビュー】三池輝久さん「子どもたちの睡眠障害は睡眠不足の慢性化から始まる」

2014年10月01日(水)

20141002_mi.jpg10月2日放送
シリーズ リハビリ・ケア新時代
脳からの挑戦

第3回「子どもの脳からのSOS」
にご出演された三池輝久さんにメッセージをいただきました。

 

《三池輝久さんプロフィール》
兵庫県立リハビリテーション中央病院子どもの睡眠と発達医療センター特命参与。熊本大学名誉教授。

 

 

 

――第3回は、「不登校=心の問題」として見逃されがちだった子どもの睡眠障害と体(脳)の関係を見つめ、こうした不調を未然に防ぐために何ができるのかを考えました。収録を通してどのようなことを感じましたか。

私は20年前から子どもたちが学校社会から離れざるを得ない状況には睡眠リズムの問題があって、朝起きることができないのが大きな原因だと言い続けてきたんですけど、今回それが文部科学省への質問項目にも含まれていましたし、こうしてNHKでしっかりと取り上げていただけたので、非常にありがたいという感想を持っています。
 

 

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――睡眠リズムの問題はこれまであまり注目されてこなかった。

そうですね。子どもたちの睡眠障害は睡眠不足の慢性化から始まるのですが、本人は自分の生活リズムに問題があるということになかなか気づきにくいんです。ですから大人たちが子どもの生活の有り様をしっかりと調査して把握しておくことが大切だと思います。


――番組にご出演されて特に伝えたかったのはどのようなことですか。

子どもたちは学校に行きたいけど、なぜか起きられないという自己矛盾状態にあるということです。そして、思考も混乱して勉強が手につかなくなっている。ですから予防策を練ると同時に、社会復帰プログラムも作って子どもたちを社会に戻してあげないといけません。真面目な人たちが学校から切り離されてしまっているということは、国としても大きな損失ですし、彼らを社会に戻して元気に働いてもらい、税金を払ってもらうことが何より健全なかたちですよね。不必要な医療費を削減するためにも社会復帰プログラムの重要性を認識して、もっと社会全体で取り組んでいかないといけないと思います。


――ご両親に対してはどのようなことを伝えたいですか。

親御さんは自分の育て方と直結させて、一緒になって落ち込んで、特に母親は自分が悪かったと感じてしまう場合が多いんです。でも一生懸命子どものためと思って育ててきたことに違いはないと思います。だから、知識や経験が足りなくて一寸間違ったこともあったかもしれないけど、大人たちでサポートするからもう一度やり直していこうというふうに、ポジティブに見直して考えてほしいですね。
 

コメント

こんばんは。こどもの睡眠障害の番組を拝見しました。先生はこどもの睡眠障害しか 相談出来ないのでしょうか? 私は10年ほど前から 睡眠障害で 昼間の1〜2時間しか 眠ることが出来ません。心療内科で眠剤をいただき治療していましたが 漢方に変えましょう。と言われ 漢方に変え、眠れなくなりました。夜 寝ても 20分程度で目が覚めてしまいます。
辛くはないのですが なぜ 眠くならないのか 知りたいです。

投稿:もんちゃる 2018年02月26日(月曜日) 04時28分

三池先生のおっしゃっていることは、生きていくうえでとても大切なことであり、知らない方は、ぜひ知っていただきたい事です。
現実に、自分も早寝早起きで育ち、我が子も同じように育ててまいりましたが、本当に穏やかにそして、特にがり勉というわけではありませんでしたが、塾にも行かず無事に今大学に通っております。
それは、やはり、早寝早起きで培われた脳がうまい具合に働いてくれたおかげだと思っております。
自分も親がそのように育ててくれたので、同じようなことをしていただけでしたが、三池先生のお話は、周りの子供たちを見ても(素人でも)よくわかります。寝る子は育つ(体も脳も)というのは本当だと思います。

そして、いじめの件に関して言えば、睡眠だけが、いじめや不登校の原因ではないと思いますが、やはり、いじめるほうに関して言えば、睡眠がうまくとれているかいないかという問題が大きく関係していると思われます。もちろん、育っている環境がそうさせるというのもありますが、環境というのはやはり、生活そのもの衣食住が関係しているので、親の考え方一つで、子供の人格さえ左右させる大きなものだと思います。
そして、いじめられる方に関しては(不登校になるお子様に関しては)関係するとしたら、睡眠による情緒、考え方、受け取り方に差が出てくるというところがっ関係してくるというところでしょうか。それは、親からの刷り込みなどもあるので、一概には言えませんが、同じことを言われてもポジティブにとるかネガティブにとるかで大きくその先が違ってきます。
それが、いじめを続けさせる行為になるのか、そこでやめさせることができるような展開にもっていかれるか?切り返すでもよし、逃げるでもよし、それを考えられる、行動にうつせる自分であるかが問題を変えると。
その、的確な判断ができるかできなくなっているかというのも睡眠が十分であるかどうかでやはり大きく差が出るような気がします。
睡眠がすべてとは言いませんが、それを改善してみてどう変わるかを試してみてくださいと言いたいです。睡眠と食事で大人の精神的な病も改善されるという話も聞いたことがありますので、子供はなおさら大きく変わると思います。
私は、親から小学校卒業までは、夜8時になると「もう大人の時間だから子供たちは寝るんだよ!」と言って寝かされていました。それが上手く使えるのも小学生までですので、小さいころからこれをうまく使って(洗脳して)みてください。
子供二人を育て、周りのお子様方を見続けてきた普通の主婦のつぶやきでした。

投稿:hajihiro 2015年09月26日(土曜日) 00時43分

本日の子どもの睡眠障害、大変勉強になりました。
不登校の原因は様々ですが、いじめや勉強といった理由がないのに、朝起きられなくなり、小学校は皆勤賞だったのに、中学から不登校になった子どもさんを知っています。
そのまま高校に進みましたが退学してしまいました。
その子どもさんはスマホを夜中にしていてたようでした。

不登校の子どもは増えています。
いじめ以外に、精神的なこと、脳のこと、またその他病気もあるかと思います。いろいろな方面からアプローチが必要で、その子どもにあったやり方で改善していくことが大切かと思います。

また、最近は早朝から夜遅くまでの部活(特に地方)、塾などで寝るのが夜中2時、起床が5時半の高校生もたくさんいます。
このあたりは学校側も配慮が必要でしょうし、

親御さんに合わせて深夜まで寝ないで遊んでいる家庭もよく見ます。

子どものからだと脳を大人や周りがきちんと考えていく必要を教えてくださる内容でした。
ありがとうございました

投稿:ままち 2015年06月11日(木曜日) 20時32分

終わってしまった番組へのコメントでごめんなさい。三池先生のお考えに賛成できません。経験者として申し上げます。不登校の原因は睡眠障害だけではありません。
私は現在不登校の子供の親御さんの支援をしておりますが、10人いれば10人が全く違う事が原因で不登校になっています。うちの子供も原因はいじめでした。
先生は不登校の子供の何をご存知なのでしょうか?先生のような偉い方の発言は影響力があり、知識や経験のないものは皆信じてしまいます。間違った知識は、不登校の子供たちを深く傷つけます。不登校をよく勉強なさってから物を言って頂きたい。不登校は病気ではないのです。

投稿:子供の不登校を経験した母親 2015年04月16日(木曜日) 20時51分

三池先生か( ゚д゚)わ( *゚д゚)ゆ(*´д`*)す♡♡三池先生゚+(艸゚Д°)シュテキッ★ダーイヾ(*'ω'*)ノスキッ今度会ったらカメラ目線してね♡ってお願いしよ〜っと!☆(ゝω・)vキャピ

投稿:まーこ 2014年10月04日(土曜日) 00時29分