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【出演者インタビュー】内田麻理香さん「多くの社会的問題を脳科学で解明できれば」

2014年10月01日(水)

20141002_u.jpg10月2日放送(10月9日再放送)
シリーズ リハビリ・ケア新時代
脳からの挑戦

第3回「子どもの脳からのSOS」
にご出演された内田麻理香さんにメッセージをいただきました。

 

《内田麻理香さんプロフィール》
サイエンス・コミュニケーター。

 

 

 

――第3回は、「不登校=心の問題」として見逃されがちだった子どもの睡眠障害と体(脳)の関係を見つめ、こうした不調を未然に防ぐために何ができるのかを考えました。収録を通してどのようなことを感じましたか。

不登校の2番目の原因が「睡眠リズムの乱れ」であることに驚きました。そして、それはおそらく他の問題にも絡んでいそうな気がするんですよね。例えば3番目の理由に「授業についていけない」というのがありましたけど、それは起きられなくて不登校になった結果、勉強についていけなくなったという人も含まれていそうなので、睡眠が抱える問題は非常に深刻だと感じました。

このまま不登校の子が増えていくことになれば、それこそ国家的な損失です。日本というのは大人も極端に睡眠時間が少ない国ですので、その影響で子どもたちも少なくなっているのではないかと予想できますし、このような社会の状態を早急に多くの方に共有して、対策するべきだと思いました。

 

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――この問題と脳科学はどのようにリンクしていますか。

起きられないのは怠けているからだというふうに思われていましたが、脳科学によって実は睡眠不足と慢性疲労症候群(※)が関連しているということがわかってきました。このように脳科学からのアプローチで多くの社会的な問題が解明されていくのではないかと期待しています。

※極度に疲れた状態が6か月以上続き、起き上がれなくなったり、激しい頭痛が起きたりする原因不明の病気。

 

――「リハビリ・ケア新時代 脳からの挑戦」というテーマで3回にわたり放送しましたが、改めて視聴者の方にはどのようなことを感じてほしいですか。

いろいろな疾患に脳科学がどう役に立つのかという例を見てきましたが、そういう疾患はいつでも自分に起こりうることで、他人事ではないということをまずは知ってほしいです。そして、それを脳科学のようなサイエンスが助けてくれるかもしれないという期待と、学際領域で関わる分野ですので、サイエンス以外も含め学問全体に対する価値というのを改めて感じていただきたいなと思います。

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