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Our Voices -苦手と向き合う-  出演者の感想(4) 片岡 聡さん

2012年10月08日(月)

10/8・9放送のOur Voices
「発達障害 苦手なことは克服すべき?vs.ありのまま受け入れる?」出演者 片岡 聡さんより収録の感想をいただきました。

片岡 聡さん
プロフィール/NPO法人「東京都自閉症協会」役員。高機能自閉症。たくさんの人といることが苦手!

今回、私はこの番組において、自閉症圏の人は現在使われている診断基準以外にも、視覚や聴覚、そして皮膚感覚等の「感覚過敏・鈍麻」の問題を抱えている方が非常に多く、その感覚ストレスを軽減することで生きやすくなる人たちが存在することを訴えたいと思いました。そのために眼鏡や補聴器と同じように補装具の一つとして「感覚グッズ」のぬいぐるみや毛布のスタジオへの持ち込みを許可していただきました。合わせて私が身体のバランスを保持することが非常に難しいことに配慮していただき、椅子もスタジオ据え付けのものではなく、背もたれのしっかりしたものを用意していただきました。

スタジオというところは、強い光が上から照りつけとても眩しく暑く感覚過敏のある者にとっては過酷なところです。でも打ち合わせ段階でこのような様々な配慮をしていただいてなんとか出演者の1人としての役割を果たせたと思います。放送前のディレクターさんとの打ち合わせで、自分の障害特性について説明し理解していただき、その対策グッズを持ち込むことを認めていただいた過程そのものが、「克服・受容」という抽象的な二項対立ではなく、「こういうグッズを使えばかなりつらさが減る」という具体的な議論になってよかったと思います。

もう一つ私が考えていたのは、知的障害があるタイプの自閉症の方も、私と同じ生きづらさを持っている方が多く、そういう方たちの声にならない声をなんとか伝えたいとうことです。これに関しては他の出演者の方々が自分の意見を健常者一般にもわかるように伝える能力の非常にあるADHD 優位の方が多かったため、私の話下手が突出する形になったと思います。それでも3人のMCに助けていただき、少しは自閉症スペクトラムの困難がバリバリにある私の雰囲気を出せたかなあと思います。すべてスタッフの方、他の出演者の方々に深く感謝しています。

コメント

片岡さん 初めまして。
TV放送見ました。人ごみが 苦手とおっしゃってみえましたが。
画面からも 片岡さんの緊張が 伝わってきて 私もドキドキ
してしまいました。
とても 丁寧にお話しされるお方だと思いました。
心に響くお言葉でした。

「健常者に 近づくことが 良いとは思えない。」納得しました。
私は アスペルガーです。不思議ちゃんです。
苦手なことは 克服は難しいと思いますが 番組を見て
皆さん がんばってみえるんだな と 勇気がもてました。
片岡さん お疲れになったでしょう。
収録のあと 体調をくずしませんでしたか?
お身体 ご自愛ください。

投稿:いちご大福 2013年02月08日(金曜日) 15時07分

発達障害のものです。
安心材料は少し分かるかもしれません。
苦手を克服できる人って、中々いないと思います。
私もそうです。ずっと、他人とコミュニケーションが取れないのです。
番組出演お疲れ様でした。

投稿:名無し 2013年02月07日(木曜日) 20時49分

番組出演、本当にお疲れさまでした。
遅ればせながら録画したもので、昨夜拝見しました。
2晩目の後半、広野さんの発言から片岡さんに移っていく辺りから涙が止まりませんでした。
『安全保障感』という一言、丁重に自分のボキャブラリーとしても拝受しました。
この一言にこめられた、自閉症スペトラム障害の在り方そのものが、自らの幼児期、子ども時代、青春期、少しずつ、あるいは急激に、変化をとげた長い長い年月と共に、思い出されました。
そう「自閉症スペクトラムの困難がバリバリの雰囲気」、ステキでした。
「話下手が突出!!」それこそ輝いていましたよ。煌めいていましたよ。この煌めきをいまだ知らない多くの人に、片岡さんの勇気ある出演で、少しでも触れられた事に敬意を表したいと思います。
最初に番組で発言の機会をとらえようとなさって、
「ちょっと話してもいいですか?」と口をはさんだ時の、声の調子、低く響いて、それでいて覚悟をもちこたえていて、ぐうっときました。私自身何度も、苦手な会話の輪の中でタイミングを探しながら、それでも言いたい、と思った時にした発言そのものでした。
自閉症スペトクラムの度合いが高ければ高いほどに、「自己肯定」へのいざないすらも、「ポジティブという名の押し付け」になりかねない、その辺りも短い言葉で、さりげなくおさえていらっしゃって見事でした。
 そして、私たちが、実は「のんびり」した人たちである事も。うーむ、「のんびり」と出られたんだな、とかみしめなら、またまた「のんびり」の奥深さ、果てしなさ、そして本当はそこにあるはずの豊かさと共に、困難さをもしみじみとかみしめたものでした。

投稿:あする 2012年11月02日(金曜日) 13時51分

発達障害といえでも あまりにも その概念は広いと思います。
私には 30歳になって ベースに発達障害ありの精神疾患を
繰り返した娘・・発症当時の診断名は 「統合失調症」から
始まっての誤診 誤処方から 何年も入退院を繰り返しました。
今 発達障害の事が 精神疾患において かなり浮上しています・・
精神障害者の方々の多くは 実は ベースに発達障害ありとも。
番組が 発達障害に関して 取り上げて下さる事は ありがたいですが この度の二夜連続の内容は 各々ご苦労があって 克服された
方々のメッセージがメインで 今だに 多くの発達障害者に
伝わる内容かなと思うと 疑問・・です。
決して 否定しいるのではありません。そんな中で 必要なグッズを抱えながら 懸命に伝えてくれた片岡さんのメッセージ、 今後は
当番組において 考えて頂けたらと 思いました。

投稿:cocoa 2012年10月12日(金曜日) 02時32分

お疲れ様でした。

我が家には、おそらくHDDであろう大学生の娘と、高校生になって初めて生き難さに気が付いた自閉圏であろう息子がいます。
仰るように、自己表現もコミュニケーション力もある娘は苦手を克服し自分らしく生き生きと生活しているのですが、自閉圏であろう息子は、日に日に生き難さが浮き彫りになってきてしまいました。

しかし、出演者の皆さんがきちんと診断を受け、自分自身を見つめて生きておられる姿を拝見していて、息子も診断を受けてみようと思ってくれたようです。

なかな思いを表現できない自閉圏の方が、どんなことが辛くてどんな生き難さを抱えているのか、多数派の方にはなかなか伝わらない思いを、是非特集していただきたいと思います。

片岡さんの存在は、大きなものでした^^
ありがとうございました。

投稿:まるこ 2012年10月10日(水曜日) 10時52分

 発達障害と言ってもとても一括りにはできないほど幅広い概念だと思います。どこが障害なのか分からない様な特定部分だけが苦手な人から、見るからにちょっと違う人までを一括りにはできないでしょうね。傍から見ていて彼らの発想や感じ方は面白い事は確かですが、特に自閉症圏の本人らは困っている事が言えなくて困っているという方が多いのではないでしょうか。

投稿:繁樹 2012年10月10日(水曜日) 10時35分


はじめまして。

私には自閉症の娘(小2)が、居ます。

【発達障害】と言うテーマを見たとき…あぁ、また娘にはあまり関係無い事かなぁと、正直思いながら拝見していました。
ところが、片岡さんの話す事や持ち物などが目に留まり、もしかすると私共の代弁をしてくれるかも!と、思ったんです。
二日目の最後、一生懸命に片岡さんが肢体不自由な方が身に付けるものと、自閉症の人が時に手にする安心材料は同じなんです。
と、とても分かりやすく明るく伝えて下さって、留まり感激しました!
有難うございました(^-^)

娘は知的障害を伴う中度自閉症です。
最近、めきめき日々変化し医師から『まれに居るんだけど、高機能へより近い自閉症に移行していくかもしれません。』
と、言われてます。
が、そんな言葉で浮かれたり、躍起になったりしないのが我が家で(笑)
娘は娘。偏見や差別を娘の代わりに、私が請け負い、毎日を娘が生き生き過ごせたらと思っています。
片岡さんの様に、自らの気持ちを訴えられない自閉症者の気持ちを、代弁してくれる方が一人でも居てくれる事が、とても嬉しく思います。

苦手な環境での出演、お疲れ様でした。

投稿:いちゅ 2012年10月09日(火曜日) 21時21分