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【出演者インタビュー】桂文福さん「きつ音があったおかげで、個性あふれる落語ができた」

2016年11月08日(火)

11月14日放送(11月21日再放送)
ブレイクスルーFile.64 
“きつ音”こそ芸の肥やし―落語家 桂文福―
の主人公・桂文福さんにメッセージをいただきました。

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――ブレイクスルーにご出演されていかがでしたか。

風間くんとAIさんが、楽しく進行してくれたんで、うまいなぁと思いましたね。なんぼ舞台をやってたって、緊張しいやから。テレビやラジオはものすごく緊張するんですよ。ほんで、どうしようかと思ったけど、収録していて楽しかったです。

僕は、20何年前にきつ音があることをカミングアウトしたつもりでしたけど、この番組で全国の人にきつ音がばれたので(笑)。また、違う自分、違う明日が開けるのかなと思います。だから全国、全世界のきつ音で悩んでいる人は、これ見てもらったら絶対楽になると思います。

――きつ音で悩んでいる方に文福さんが一番伝えたい事は何ですか。

僕は、たまたまこんな仕事をしているから、きつ音でうまく喋れない部分を歌でカバーしたり、逆にきつ音があったおかげで、個性あふれる落語ができた、うまくハンディを武器に変えられたわけやね。でもね、一般の方が僕のまねで歌ったりするのは無理だと思うんですが、一生懸命心を込めて頑張る、真心込めて仕事をする、そうしたらきつ音なんて関係なくなって、その人の人柄や笑顔で絶対にカバー出来ると思うんですよ。

――今後も、番組で紹介した「きつ音の会」のような活動は続けられますか。

この番組に出してもらった以上はね、日本全国が認めたきつ音の落語家ですから(笑)。
今までは、(講演を)頼まれたら行くことはあったんです。でも、どっかにまだ変なプライドが残ってたんやね。頼まれたら行くけど、自分からきつ音の人の仲間に入っていくことはなかったんです。でも、今日の収録をとおして、「きつ音は同志、仲間だ」って、これからは一緒にやっていきたいなという思いになりました。

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