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【出演者インタビュー】奥田愛基さん「《君が「死にたい」と思うことを変えられなくても、生きていて欲しい》と思うことをあきらめない」

2016年11月03日(木)

11月7日放送(11月14日再放送)
ブレイクスルーFile.63
“生きる”ってなんだ―元SEALDs 奥田愛基―
の主人公・奥田愛基さんにメッセージをいただきました。

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――収録を終えて、ご感想をお聞かせください。
AIさんも風間さんも真剣に話してくれて、すごく話しやすかったです。それに、自分の想定外の友達や両親、お世話になった仲宗根豊さん(※)からのメッセージがあって。何と言うか…、恥ずかしいのと嬉しいのと。「こういう事を言わせてごめんね」という気持ちと同時に、みんなの言葉を聞けて嬉しかったです。

※奥田さんが沖縄・鳩間島でお世話になった方

――今回の収録では、政治のことではなく、「いじめ」もしくは「奥田愛基」の人生について語っていただきましたが、いかがでしたか。

今回伝えたかったのは、政治的な部分よりも、「人が生きる/死ぬ」ということ。
自分と同じように悩んでいて、本当はどうにかしたいけど「死ぬ」しか無いんじゃないか、「普通」に生きたいけど、「普通」になれない、そういう気持ちはすごくよく分かる。こう言ったらおこがましいかもしれないけど、「生きていて欲しい」って思う。
僕が鴻上さんの記事を見て逃げることが出来たみたいに、自分のつたない経験や言葉を通して「考えが楽になった」「変わった」と思ってもらえると嬉しいかな。

――今いじめられていて「学校に行けない」・「明日、死にたい」と思っている子どもたちに、今の奥田さんなら何と声をかけますか。

自分のことを棚にあげているのは承知で、やっぱりそれでも「生きていて欲しい」と思う。
この世界はもっと広い、生きていて良かったって思える日が毎日とは言わないけど、何度かあるかもしれない。だから「生きていようよ」って、「一緒に生きていようよ」って伝えたい。それが伝わるかどうかは分からないけど、それでも伝えたい。「君が死にたいと思うことを変えることは出来ないかもしれないけれど、そうだとしても生きていて欲しい」と思うことをあきらめない、そう伝えたいです。

コメント

中学時代の息苦しい空気を思い出しました。
私が中学生の時にこの番組があれば、こんなに苦しまずに生きれたのかな、と思いました。

奥田さんのひとつひとつの言葉に、いじめが人に与える傷の深さを感じました。

この番組を見て、自分は周りの人に無理やり自分を合わせようとせずに、自分の人生を生きることって大切だなと、大人になっても学ぶことがたくさんありました。

また、奥田さんの、間違っていることに間違っていると自分の意見を伝える姿勢が本当に素晴らしいと感じました。

ハートネットTVさんも、素晴らしい放送をありがとうございました。

投稿:じゅんじゅん 2016年11月14日(月曜日) 14時03分

私も奥田さんと同じような過去があります。
小学3年~中学を卒業するまでの学生生活は本当に毎日が辛くて自分の殻に閉じこもった状態でしたね。
もっとわかり易く言えば独りぼっちでした。
この過去がきっかけで私は人(特に男性)と深く関わることが怖くなりました。
あの時の自分は一言で言えば *無*ですね。だけどそんな過去を乗り越えたこそ、今の自分がいるんだと思います。
今でも男子恐怖症は勿論、ありますが少なくともあの時の自分より変わっていけてると、前向きになってると思います。
奥田さんの話を聞いて本当に感動しました。
私のような過去を持っている人が他にもいるんだと知ることが出来ました。

投稿:Y.S. 2016年11月14日(月曜日) 10時58分

いじめられ続け、気が付いたことがある。それは、いじめっこが、もし、幸せだったら、他人をいじめないだろう。と。人を殺したり、憎んだり、嫌いだったりするほど、嫌なことなのだから、そんな、嫌なことをしていないで、自分の幸せのために、時間を使って欲しい。もし、いじめっ子が、自分の人生に燃え、自分の仕事に燃えていたら、楽しいからだけではなくって、夢中だから、大変だから、いじめている時間が、本当に、もったいないと、思うわけです。いじめっ子が、本当の意味で、しあわせになりますように。

投稿:絵葉書作家 陽子 2016年11月08日(火曜日) 19時32分

中学時代を、振り返った時に涙を浮かべた奥田さん。心に受けた傷の深さを感じ、泣いてしまいました。誰かが、一緒に考えて欲しかった という彼の言葉。 親では心的距離が近すぎだったのでしょうね。 親ではなく ある程度の距離感があり、かつ信頼できる大人が、いじめられている子どもたちには必要なのかなと思いました。 奥田さんは、偶然 目にしたこうがみ氏の新聞記事を読んで行動できたところが彼の強さ、聡明さなのでは。いじめによる神経的なダメージは、計り知れないものがある故に、そんな奥田さんですら自殺未遂をしてしまった事は、いじめの深刻さを考えさせられました。 このような番組が、今 いじめられている子どもたちの助けになれば いいですね。がんばれ、ハートネットTV❗️

投稿:ひつじのもこもこ 2016年11月08日(火曜日) 11時55分

奥田君の言葉に本当に感動しました。
私は奥田君が不登校だった頃に教会でお会いした者です。
当時奥田君のお父様が教会で開催されたホームレス支援のミーティングに参加しました。
奥田君は中学の頃の写真とおんなじ奥田君でした。
何となく寂しそうに見えました。
でも初対面で会釈しか出来ませんでした。
奥田君の心のうちを知らず、ごめんなさいね。
あの時に戻れるなら教会の礼拝堂で君にそう言いたいです。

投稿:門司港のおばちゃん 2016年11月07日(月曜日) 22時34分

奥田さんの気持ちも、いじめてしまった友人の気持ちも、ご両親の気持ちも、仲宗さんの気持ちも、当時の状況、その時の気持ちが繊細に伝わってきました。
胸がいっぱいになりました。
個人的に、前から気にかけていた奥田さんですが
知ならなかった一面もあって・・この番組に出会えてよかたです。
中々ないことですが、こういう人になりたい!
そう思いました。

投稿:ザキさん 2016年11月07日(月曜日) 20時55分