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【出演者インタビュー】風間俊介さん「つらい思いをしたことがある人は、誰かに寄り添うことができる」

2016年06月23日(木)

6月27日放送(7月4日再放送)
ブレイクスルー
File.55 心の傷は、いつか光り輝く ―現代美術家・渡辺 篤―
にご出演された俳優の風間俊介さんにメッセージをいただきました。

――渡辺 篤さんとお話されて、どのようなことを考えましたか。

「わからないこと」に対して、「わかった気にならないこと」というのを考えさせられた回でした。相手の“つらさ”に対してもそうだし、アートというのも、その人が何を感じたかによるものであって、答え合わせではないですからね。だからこそ、人の傷に向き合いながらも「この人の傷は僕にはわからない」と言った渡辺さんの言葉がすごく印象に残っていて、「わからない」と言うことのやさしさってあると思うんですよ。孤独を感じている人って、「わかるよ」と言われたいのかな。ものすごくわかってほしいけど、「こんなに孤独なのにわかるわけないよ」という部分もあると思うんです。渡辺さんはその経験者だからこそ「わからない」と誠実に言えるのかなって。だから、あれはすごく優しい言葉だと思いました。




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――経験者だからこそ寄り添える部分もあるのですね。

そうですね。「私もそうだったから」と言えるかどうかは大きいと思うんです。だから、つらい思いをしたことがある人は、誰かに寄り添うことができる。僕も引きこもりの人に対して「わかるよ」とは言えないけど、僕と同じような苦しみを経験している人に対しては「オレも同じだから」と言ってあげられる。きっとみんな孤独なのかもしれない。でも、その孤独を経験している人はほかにもいて、共感できる人はいっぱいいる。そんなことを思いました。


――今回の番組の見どころはどこでしょうか。

現代アートにあまり触れたことがない人は、渡辺さんの作品を見ているだけでおもしろいと思います。やっぱりアートというのは、作品にその人の人生が乗るもので、今回は作品を見ながらその人の人生を丁寧に追う回なので、そのおもしろさがよりわかると思いますね。

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