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【出演者インタビュー】安藤桃子さん「障害があってもきちんと身だしなみを整えていることが前向きに生きている証」

2016年02月21日(日)

20160222_a.jpg2月22日放送(2月29日再放送)
ブレイクスルー
File.48 “わたし”をあきらめない

―光と音をなくした27歳 荒 美有紀さん―
にご出演された映画監督の安藤桃子さんにメッセージをいただきました。


――第48回の主人公は、目が見えず、耳も聞こえない荒 美有紀さんです。「指点字」という方法でコミュニケーションを取り、同じ“盲ろう”の人たちを支援する活動しています。スタジオで荒さんとお話されて、いかがでしたか。

 

とても魅力的で、本当に可愛らしい女性でした。そして、それはVTRでもあったように、テレビに出ている今日だけ特別というわけじゃなくて、視力と聴力を失ってからも毎日身だしなみをきちんと整え、おしゃれをして、可愛らしくいたいという気持ちを持って生活されているわけですよね。それってすごく大事なことだなと思うんです。私が祖母の介護をしていたときのことですが、女性として身だしなみを放棄し、口紅をぬることをやめてしまった頃から病状が悪化しはじめ、老化が激しくなった印象があるんです。だから、朝起きて身だしなみを整えるということ自体が、毎日を生きるための前向きな表現のひとつでもあるのだと思いました。


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――指点字というコミュニケーション手段については、いかがでしたか。

 

あれは本当に複雑で難しかったです。それを口語と同じスピードで読み取る集中力と、たった3か月で覚えたという話は、それだけみんなと早くコミュニケーションをとりたい、世界ともう一度関わりたいという思いの強さの現れだと思うので、それだけ尋常じゃない強い気持ちがあったんですね。

 

――荒さんのブレイクスルーのポイントというのは、どういうところだと感じましたか。

 

コミュニケーションツールとして指点字の存在を知った瞬間、世界がもう一度現れたとおっしゃっていましたけど、それだけ大きな生きていくために必要なツールが、まだまだ盲ろうの方たちに伝わっていないという歯がゆさは、大きな転機を迎えたことのひとつの要因だったのだと思います。

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