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【出演者インタビュー】風間俊介さん「人は誰かとつながることで自分を確認できる」

2016年02月19日(金)

2月22日放送(2月29日再放送)
ブレイクスルー
File.48 “わたし”をあきらめない
―光と音をなくした27歳 荒 美有紀さん―
にご出演された俳優の風間俊介さんにメッセージをいただきました。


――48回の主人公は、目が見えず、耳も聞こえない 美有紀さんです。「指点字」という方法でコミュニケーションを取り、同じ盲ろうの人たちを支援する活動しています。スタジオで荒さんとお話されて、いかがでしたか。

普通という言葉はあまり好きではないですが、「普通に女性と話している」という感覚にさせてくれることが本当にすごいなと思いました。何の戸惑いもなく当たり前に会話ができる。その奥には、荒さんの努力があるからですもんね。


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――話すスピードをゆっくりにしようという意識はありましたか。

いや、特にしてなかったです。だからこそ驚きました。

――指点字というコミュニケーション手段については、いかがでしたか。

指点字は今日初めて知ったんですけど、すごいですね。そして、それを習得するまでたったの3か月くらいだとおっしゃっていたので、それも驚きですし、それだけコミュニケーションを求めていたんだろうなと思います。人とつながろうとする力、何かを必要とする力の強さを改めて感じました。

――「人とつながろうとする力」ですか。

そうですね。やっぱり人って、人の輪のなかにいることによって「生きている」と感じるんだと思うんです。世界に自分ひとりだけになったら、鏡がないのと同じで、人が鏡となって自分の存在を確認しているのだと思います。荒さんは手術を受けて、起きたら視力と聴力を失っていて、自分が存在していないのかもしれないと思ったと話していました。でも、人とつながることで、再び自分の存在を確かめることができた。そのときの喜びが今の彼女を作っているんじゃないかなと思います。

――今回のブレイクスルーを見て、どのようなことを感じてほしいですか。

普段何も気にせずに話していたり、コミュニケーションをとっていたりしていますが、実は、それはすごく大切なこと。だから、もっとひとつ一つを丁寧に扱ってみてはいかがだろうかということを感じてもらえたらなと思います。

コメント

いつも拝見しています。荒さんの生き方に感銘を受けました。私は2011年9月に突発性難聴で左耳を失聴し、後遺症も酷くいまだに自分を受け入れられません。見た目元気そうなので理解も難しいかな?荒さんの笑顔…素敵ですね。私もいつまでも下を向いてないで、できることをやらなきゃって思いました。この番組を通し荒さんに出逢えたことを感謝しています。

投稿:恵 2016年02月23日(火曜日) 10時08分