【出演者インタビュー】青野浩美さん「何もせずに無理と言ってしまうとそれで終わりだから、もったいない」
2015年11月02日（月）
11月2日放送（11月9日再放送）
ブレイクスルー
File.41 私が前例をつくりたい
―声楽家・青野浩美―
にご出演された青野浩美さんにメッセージをいただきました。
《青野浩美さんプロフィール》
声楽家。原因不明の病で23歳のときに人工呼吸器を付けるため気管切開を行う。しかし、「歌うことを絶対にあきらめたくない！」という思いから「スピーチカニューレ（管）」という医療器具を付けて歌う方法にたどり着き、活動を続けている。
――今回番組にご出演されて、いかがでしたか。
楽しかったです。普段は全国を巡りながら歌う日々で、あまり過去を振り返ることはないんですが、改めて番組で振り返ることができて、これまで思ったいろんなことをこの先につなげていけると感じました。
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――歌うことに対して、改めて感じたことはありますか。
すごくたくさんの人が待ってくれているんだなというのは、普段からわかっているつもりだし、ありがとうという気持ちもありますけど、その人たちがどういう思いで見に来てくれているのかというところまでは考えが及ばなかったんです。でも、私の歌を聞きに足を伸ばしてみようという思いがお客さんの数だけあるわけだから、それはすごいことだし、しっかり受け止めないといけないなと感じました。
――ますます歌に対する思いが強くなったわけですね。
ええ。やり続けたいなと思いますし、やり続けないとアカンなというのも感じます。最初は歌いたいから歌うというだけでスタートしたんですが、今はそれだけじゃなくて、歌う責任があるというのは感じました。だからといって重荷には感じないけどですけど、責任は重いなというのはありますね。
――視聴者の方にはどういうことを伝えたいですか。
何事にもチャレンジしてほしいということ。何もせずに無理と言ってしまうとそれで終わりだから、もったいないなと。せっかく機会があるのに。
――今後の展望について聞かせてください。
とにかく自分の周りでこんなにたくさんの人が動いているんだなと思いましたし、ある意味、こんなにたくさんの人に影響を及ぼしているんだなということを、もっと自覚しないといけないなと感じました。こういう機会があると普段忘れていることを改めて思い出せ、新たな気持ちで次に進めるので、本当によかったです。これからはそれを踏まえて、とにかく今できることをひとつずつ確実に進めていきたい。自分の体調管理も含めて、引き締めて活動していきたいと思います。そして、展望という意味では、今の私の夢は気管切開をしても泳ぎたいということ！ NHKさんと協力して泳がせてもらえませんかね（笑）
コメント
今、2歳の娘と一緒にテレビを見ていて、「お姫様、キレイね〜、楽しそうね〜！」と言いましたので思わずメッセージを寄せています。（ちなみに最近おしゃべりを始めたばかりなのでだいぶおどろいています！）
治療の大変さなどを知らずの娘の発言ですが、ドレスを着て綺麗な歌声で歌う青野さんが
憧れのお姉さんとして目に映ったようです！
応援しています！これからもおからだを大事にしながら頑張ってください( ´ ▽ ` )ﾉ
投稿：たぬき 2016年04月25日（月曜日） 20時23分
テレビ気管切開されてにも歌声は奇跡ではなく本人頑張りが一番と青野浩美さんに感激されました。私は76歳の男一老人脊髄性小児マヒの発症以来半身マヒの身体を引きずって来ました。昨年よりパソコン自力で覚えようと始められましたが利の右手が難病の発症から左指での一文字一文字のキー押しされてやっとやっとのインターネットの検索、動画見、メール送信等出来るに進まれました。昨夜のテレビ青野浩美さんの頑張りに大きな拍手されています。
投稿：昭男 2015年11月03日（火曜日） 08時49分
青野さんの明るく前向きな姿に心打たれました。
気管切開孔ではありませんが、ヨーロッパでは、永久気管孔でも、特別なシュノーケルをつけて水泳を楽しむことができるそうです。
日本でも、開発されるといいですね。
投稿：kiriko 2015年11月02日（月曜日） 23時54分