【出演者インタビュー】安藤桃子さん「人生は足していくのではなく、引いていくもの」
2014年09月05日(金)
9月8日放送(9月15日再放送)
ブレイクスルー
File13 『生』の証を叫ぶ 書道家・石井誠
にご出演された映画監督の安藤桃子さんにメッセージをいただきました。
――今回の主人公は、全身の筋力が徐々に衰えていく先天性筋ジストロフィーを患いながらも、”書くこと”を続ける書道家・石井誠さんです。収録はいかがでしたか。
今回のブレイクスルーは石井さんの書にすべての答えがあると思いました。命を削りながら表現している彼の作品を見ると、人生は“足していく”だけではなく“引いていく”ものなんだと感じました。生きていれば年齢も知識も積み重なっていくけど、死ぬときに荷物は持っていけませんから、最後にいかに軽くなれるか、そして魂をむき出しにできるかだと思います。ただし経験はできる限り増やしていくことが大切。その矛盾と真理みたいなものを作品から感じて、すごく感動しました。
そして、石井さんは早い時期から死と向き合って生きてこられましたけど、誰だっていつ死ぬかわからないし、もしかしたら明日私も事故に遭うかもしれませんよね。だから、生きている間は常に死に物狂いで居続けなければいけないんだと思います。継続は力なりと言いますが、そういう思いを持ち続けて生活していくことが本当に大切だと改めて感じました。
コメント
私、色々有って女性嫌いでしたが、貴女のクレバーで洞察力のあるコメントをお聴きして考え方を変えます。絵本カフェの石井さんの個展も拝見させて頂きます
投稿:gahaku 2014年09月26日(金曜日) 10時55分