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【出演者インタビュー】安藤桃子さん「脚を失った状況を"ひっくり返せる"力のすごさ」

2014年08月04日(月)

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8月4日放送(8月11日再放送)
ブレイクスルー
File11 失うことで見つけた“幸せ” ―義足のヴィーナスたち―
にご出演された映画監督の安藤桃子さんにメッセージをいただきました。

 

 

 

 

 

 

――今回は、突然の事故や病気で脚を失うというとてもつらい現状にぶつかりながらも、義足をつけながら様々な分野で活躍する女性たちのブレイクスルーに迫りました。収録はいかがでしたか。

乳がんや病気で身体的な欠損を抱える人に対して、物理的に肉体を埋めてあげることで同時に心も埋めてあげるという仕事、メディカルアーティストを実は自分の初監督作品で取り上げているんです。その時に義肢装具士の方々や身体的な欠損を持っている方たちを取材したことをまず今回は思い出しました。

肉体の一部を失うということは、同時に心にも大きな穴が空くことだと思います。もしかしたら心の空洞は肉体的な欠損以上に大きいのかもしれない。それでも受け入れて、むしろそれをフルに生かし、人生を謳歌しようと前向きに生きているみなさんの姿がとても印象的でした。身体的な障害のありなし関わらず、自分が生まれ持った能力を見つけて、それをいかに輝かせるかというのは、すべての人に与えられた人生のテーマだと思います。まさにそれを実践している女性たちに出会えた収録でした。

 

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――脚を失ったからこそ気づけた大切なこともあると話してくれました。

もちろん脚を失ったことをきっかけにせざるを得なかった状況もあると思います。でも、彼女たちのすごいところは、そこからひっくり返せる力を持っていたということ。不可能という言葉は決して存在しないのではないか?!と思える程、人の可能性の大きさを感じましたね。

 

――スタジオにはそんな彼女たちを支える義肢装具士の臼井二美男さんにもお越しいただきましたが、お話を聞いていかがでしたか。

義肢装具士はただの職人ではなく、心のケアなど内面的、精神的なことも共有していく、人間の深さが大切な仕事だと改めて感じました。

足を失った彼女たちが何かに挑戦し続けることで、臼井さんもその挑戦に応えるものを作るんだ!と、更なる力を発揮される。お互いを高め合える、二人三脚のような関係ですよね。そして、臼井さん、ものすごいプロデューサー能力!人と人とをつなげて、身体的にも精神的にも支えるという、救世主みたいな存在だと思いました。

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