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【出演者インタビュー】安藤桃子さん「思考を巡らせる前に体を動かすことで気づけることはある」

2014年07月25日(金)

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7月28日放送(8月4日再放送)
ブレイクスルー
File10 義足を脱ぎ捨てフィールドへ!
にご出演された映画監督の安藤桃子さんにメッセージをいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

――今回のブレイクスルーは、事故などで足を切断した選手たちが杖を駆使して、片足だけでボールを蹴るアンプティサッカーを見ていきましたが、収録はいかがでしたか。

障害のある方の競技だという印象は全く感じませんでした。健常者のスポーツよりハードな部分もあるし、みなさんの身体能力がすごく高くて、見ているこっちが大興奮。アスリートとしてのレベルの高さに驚かされました。これから参加する人も見る人もどんどん増えていくだろうなと思いますね。やっぱり観戦している人が面白いと思わないとスポーツ競技として伸びていかないと思うんです。そういう意味でもアンプティサッカーはすごくポテンシャルが高いと感じました。

 

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――番組の後半では、苦しみながら、なんとか前に踏みだそうとしている五十子さんの姿を見ていきましたが、印象に残った言葉などはありますか。

ひとつは、五十子さんがアンプティサッカーの練習に参加した時におっしゃっていた、「誰かに助けて欲しかったのかもしれない」という言葉ですね。やっぱりなんだかんだ言っても当事者同士でしか共感できないことはあると思うんです。だから、五十子さんが同じ立場の人に出会えたというのはブレイクスルーのきっかけになり得るかもしれないし、自ら勇気を持って「参加したい」と連絡したのは素晴らしいことだと思いました。

スポーツの世界ではよく「考える前に体を動かそう」と言われることがありますが、今回は本当にその言葉通りで、悩んでいることはあるかもしれないけど、思考を巡らせる前にまず体を動かす。そうすることで気づけることはあるんだ、ということを再認識しました。もちろん、身体的に障害を持った時の衝撃は計り知れませんし、体を動かしたくないという気持ちになるのだと思います。それでも、無理矢理にでも起き上がって、心を裸にして、久しぶりに走り回ったり、転んだり、体を動かすことの意味は大きいなって。

そして、もうひとつ印象的だったのが、「今は足を失ったことをマイナスにしか捉えられないけれども、天寿を全うして、死ぬときに“よかった”って思えるようになれたらいいな」という言葉です。そう思った時点で、私は絶対にそうなれると思います!

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