【出演者インタビュー】臼井二美男さん「少しでも前に進んでもらいたい」
2014年08月04日(月)
8月4日放送(8月11日再放送)
ブレイクスルー
File11 失うことで見つけた“幸せ” ―義足のヴィーナスたち―
にご出演された臼井二美男さんにメッセージをいただきました。
《臼井二美男さんプロフィール》
義肢装具士。
――これまで多くの義足を作ってきた臼井さんですが、どのような思いを持って仕事に取り組んでいるのでしょうか。
普段あまりそういうことを考えたりはしないんですが、出会った人のために何か力になってあげたいとか、少しでも前に進んでもらいたいという気持ちですかね。改めて聞かれるとそう思います。
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――番組では臼井さんと出会い自分らしさを取り戻した女性たちを紹介しましたが、今現在壁にぶつかっているという方に対してはどのようなことを伝えたいですか。
義肢や装具が必要で悩んでいる方がいたらぜひ相談してほしいですね。そうすれば少しでも助言ができるかもしれないし、ブレイクスルーにつながるかもしれません。地方に住んでいたり、あるいは離島で暮らしているような場合でも、今は便利なのでメールやインターネットを使って相談することができますから、我慢しないで他人に自分の気持ちを伝えてほしいと思います。一歩でも動き出せば道は開けると思いますので。
――2020年には東京でパラリンピックが開催されます。義肢装具士として、どのような思いがありますか。
もちろん義足の選手を増やしたいとか、見たいという気持ちもあるんですが、それよりも多くの人に“世の中にはいろんな障害を持った人がいる”ということを知ってもらうきっかけになってほしいですね。
そして、これまでも義肢装具士としてひとりの人間がアスリートに育っていく様子を見てきましたが、障害を持っている方が何かにチャレンジするというのはかなりのエネルギーが必要なんです。本人もそうだし、家族もそう。ですから、記録だけではなく、“挑戦している”という選手たちの気持ちも応援したいと思っています。
――視聴者の方には番組を見てどのようなことを感じてほしいと思いますか。
例えば自分のおばあちゃんだったり、おじいちゃんだったり、子どもだったり、赤ちゃんだったり、生活に不便がある人というのは周りにたくさんいると思うんです。そういう人への思いやりの気持ちというのを、この番組を見たり、パラリンピックなどを応援しながら、少しでも培ってもらえたらいいなと思います。
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