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【出演者インタビュー】風間俊介さん「二人は誰よりも『家族』について考えている」

2014年06月06日(金)

6月9日放送(6月16日再放送)
ブレイクスルー
File8 ふたりが選んだ、家族のカタチ
にご出演された俳優の風間俊介さんにメッセージをいただきました。

 

――第8回は、同性婚が認められていない中で去年3月に同性で結婚式を挙げたレズビアンのカップルをゲストにお招きしましたが、収録はいかがでしたか。

家族として誰と一緒にいるか、何が大切で、何を普通とするかというは、一般的な家族よりも彼女たちのほうが深く考えているなって思います。レズビアンの二人が結婚式を挙げてパートナーになることを疑問に思う人もいるかも知れないけど、「家族」については誰よりもあの人たちに聞くべきだと思いました。きっとうちらよりもたくさん考えている人たちだから。

 

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――風間さんは「家族」について、どのようなことを考えましたか。

年上と結婚するのか、同い年と結婚するのか、年下と結婚するのかによって家族のかたちは変わってくるじゃないですか。他にも、出身とか、体型とか、本当にいろんな要素に合わせて生活のスタイルはあると思うんです。そう考えてみると、僕はあの二人の家族のかたちを“特殊”だとは思えないですね。

 

――VTRでは増原裕子さんのご両親からもメッセージをいただきましたが、いかがでしたか。

例えば父が息子に「私、本当は娘なの」と言われるとすごいインパクトだし、戸惑うと思うんです。でもそれは戸惑うのが当たり前だし、あせったらだめなんですよね。理解するのはゆっくりのほうがいい。今回、裕子さんのお母さんが「雪解けのように理解していった」と話していたけど、もし急激に受け入れていたら、何かが壊れての理解になっていただろうなと僕は思いました。

 

――視聴者の方には番組を見てどのようなことを感じてほしいですか。

今回はお二人の前にある大きな壁を紹介しましたけど、生きていれば大小関係なく壁なんて山ほどあるわけですよね。その時に、「その壁をどうやって超えますか」「誰と超えますか」というのを改めて考えさせられるいい機会になると思います。

 

――壁があるからこそ、二人は「家族とは何か」ということについて他の人よりも深く考えているのかもしれません。

そう。婚姻届を出したら家族なのか、保険証でつながっていたら家族なのか、そういう根本的なことを考えるきっかけになるのではないでしょうか。

コメント

今回登場された東さんと増原さんは
TV画面を通して観ていても、とても素敵な関係で
そこにはしっかりとした「家族」の絆が感じられました。
私の周りにはセクシャルマイノリティーの方は居ないのですが
実は私がそう思っているだけで、
本当は言えずに生き辛さを抱えている人がいるかもしれない
とも思いました。
そして、今回印象的だったのは、
子供を持ちたいと考えるお二人に
「子供のコミュニティーにおける現実は残酷な面もある」
と風間くんが言われた事です。
確かに私もそう考えるお二人を応援したいのですが
私も子供のコミュニティーの「怖さ」を知っているので
難しい問題だと感じましたし、本当に「たくさんの愛が必要」だと感じました。
日本でも安藤さんの仰るような子育てが出来る環境になれば理想ですが
なかなか難しい面もあるのは確かなので。
まだまだ保守的な日本ですが、人に対する垣根を無くし
少しでも理解が深まれば、と願っています。
また、東さんはご自身の辛い過去を「無かったことにしたくない」と
公表されましたが、これは相当な勇気と覚悟が必要だったと思うので
本当に凄いと思いました。
私自身、この番組を通じて色々な事を考えさせて貰っています。

投稿:エム 2014年06月19日(木曜日) 17時17分

「子どもがほしい」と言う東さん、増原さんに、「・・・でも」とあえて問いかけ、子ども主体ではどうなのかと問題を投げかける風間さんは、本当に優しい人だ。「・・・それにはたくさんの愛情が必要と思うんですよ」と。
理想と現実の課題はとても大きい。でもそれを埋めていくためには、とにかく繰り返し繰り返し話し合い妥協点を見つけていくことだとあらためて思う。
お二人のインタビューでも、「風間さんと安藤さんがそれぞれの立ち位置で思っていることを素直に話してくれすごくおもしろかった。・・・」と話されている。なんて素敵な人たちだと感じた。

投稿:のん 2014年06月13日(金曜日) 22時13分

この番組の醍醐味は、風間さん、安藤さんとのトークから、ゲストの方々の本音がかいま見えることだと思ってましたから今回はよかったですよ〜。ワイプ!VTRをみている風間さんたちの表情やつぶやきを見られたことでより気持ちが寄り添えます。
番組をみた人が、感じたことをまずは身近な人と話して欲しいと思いました。普通の暮らしをするのに戦わなくては…という言葉に身にしみました。

投稿:にゃん吉 2014年06月10日(火曜日) 23時49分

裕子さんのお母様が、「雪が融けるように年単位で理解していっている」とおっしゃっていたのが印象的でした。
私は今34才で5年前に発達障害の診断を受けました。その2年前に父は他界しましたが、父は私のことを「歯がゆい」と言っていたらしいです。
母は、診断の後、段々とそれまでの無理解を埋め合わせるかのように寄り添ってくれるようになりました。まさに年単位で。
ただし、こころの病に偏見を持つ姉には、まだ打ち明けておらず時折りある仕打ちに耐えています。

投稿:うらら 2014年06月10日(火曜日) 14時42分