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【出演者インタビュー】安藤桃子さん「人生は"ロールプレイングゲーム"と同じ」

2014年05月19日(月)

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5月19日放送(5月26日再放送)
ブレイクスルー
File5 死ぬなら、逃げろ 起業家・家入一真
にご出演された映画監督の安藤桃子さんにメッセージをいただきました。

 

 

 

 

 

 

――第5回は、元ひきこもりのIT起業家・家入一真さんをお呼びしましたが、収録でお話してみていかがでしたか。

実は失礼な話、収録前までどうしても家入さんという実態が見えて来ず、苦手なタイプの方だったらどうしよう!と緊張していました。でも、お会いしたらとてもシンプルでシャイな方で、ホッとしました。インターネットは顔を合わせなくてもいい世界なので、書かれていることが本音なのか、嘘なのか、本人以外は誰もわからないじゃないですか。
家入さんはそこを統率して、ある意味カリスマ性を持ってここまで引っ張ってきた人だから、彼自身は本物なのか虚像なのかどっちなんだろうと純粋に思ったんです。

でも、ご本人にも言いましたけど、お会いしたら本音で向き合ってきている方だなと感じました。それは家入さんがおっしゃっていたように、自分も過去に負った傷があるから、同じように傷ついた人たちと共有できるものがあって、それが大きなコミュニティになっているんですよね。最近はそのコミュニティが広がって、お年寄りにインターネットの使い方を教えることにも取り組んでいるそうですが、やっぱりお金もメディアもテクノロジーも、それに“使われる”のではなくて、人が“使うもの”なんだ、関わり方の姿勢が大事なんだと改めて思いました。
 

 

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――収録が終わった後も家入さんと話し込まれていましたが、どんなことを話していたんですか。

文化に関わる者として後世にどう作品を残していくかという話をしていたら、もっと根本的な話になり、結構話し込んじゃいました(笑)。家入さんと同じように私も人生はロールプレイングゲームだと考えていて、レベルアップの修行ももちろん必要だけど、それにも増して“どんな仲間を引き連れるか”というチームワークが大切だと思うんです。

家入さんは「社長だけど社長的なことは何もしていない」と話していましたが、きっと周りに魔法使いや戦士がいて、それぞれの力を活かして効果的な戦い方をしてるんだと思うんです。だから、映画監督という職業の私が家入さんに出会ったことで、何か次に出現するボスに対してできることがあったら面白いなと思って話していたんです。人には言葉があるから、議論をして、コミュニケーションをとり、言葉で戦う。これからも自分はその方法で戦っていきたいなと思いました。


――家入さんは若者たちが再起を図る“居場所”として「リバ邸」と呼ばれるシェアハウスを各地に作っていますが、そのことについてはどう感じましたか。

今は就職難で、それが原因で自殺する人もいる世の中ですよね。でも、どこかに就職しなければいけないということは決してなくて、そこが受け入れてくれなくても自分の個性を活かして生きていく方法はたくさんあると思うんです。いい意味での「逃げ道」も必要かと。だから、自分が本当にやりたいことを見つけるまでは模索していろんな経験を積んで、吸収すればいい。その経験を積むことさえ許さない社会というのはとても意地悪だと思う。

だから、「リバ邸」のような、若者たちが「社会での居場所を見つけるための“居場所”」があるのはすごくいいことですよね。いろんな人が集まって、協力し合って、分かり合える言葉でしゃべるから、ポジティブに転じていける。シェアハウスは新しい家族のあり方になっていくのかもしれないですね。
 

――ブレイクスルー第五回の見どころを教えて下さい。

「生き方」に関する話はもちろんですが、それに加えて「ビジネスのヒント」になる話もたくさん含まれている回じゃないかと思います。だから、どういう仕事についたらいいか悩んでいる人にはいっぱいヒントがあるので、ぜひ番組を見ていただきたいですね。
 

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