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【出演者インタビュー】安藤桃子さん「つながりがなかったら人は生きていけない」

2014年04月21日(月)

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4月21日放送(4月28日再放送)
ブレイクスルー
File3 路上で見つけた"幸せ"
にご出演された、映画監督の安藤桃子さんにメッセージをいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

――「ブレイクスルー」第三回は、ホームレス状態の人たちの仕事をつくり、
自立を応援する事業ビッグイシューを見ていきました。
スタジオには代表の佐野章二さんと販売者の井手満男さんも来てくれましたが、
お話しされていかがでしたか。

ビッグイシューは学生時代からイギリスで購入していたので個人的にも思い入れがあるんです。
10代の頃の私には、ホームレスの方が雑誌を売って、
それを道行く人が買っていくというシステムがものすごく衝撃的で、
さらに内容も彼らだからこその切り込み方をしていて非常に面白い。
でも、それが日本で始まると聞いて、
実は「これは日本人に向いているんだろうか」と、正直思ったんです。
イギリスとは文化も人も違うので、日本人が同じことをしても、
道行く人たちがオープンに接することができるんだろうかって。
けれども今日お話しを伺い、ビッグイシューのシステムに、
逆に「日本人の原点」みたいなものを感じました。
コミュニケーションがあって、その先にコミュニティの輪ができていく。
これぞ、昭和の商店街!人と人とのつながりを見ました。
寒々しいビル街におじさんがひとりで立って、雑誌という媒体を経てお客さんと繋がる。
そこに絆も生まれる。それは商売の原点じゃないかなと。
今はインターネットでクリックしたら物が届く時代ですが、
やっぱり商品を介して人と直接コミュニケーションを取ることで、
社会はつくられていると思うんですよ。
人とのつながりがあるから商店街があって、街があって、社会が生まれる。
一度社会から切り離されてしまった人たちが、
雑誌を通してまた社会と繋がってゆくって、素敵なサイクル。
大きな輪、そのものですよね。

 

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――収録の中で特に印象に残ったところはどこですか。

とっても情にもろい井手さんのお話です。
お母さんに会うことが目標だったけど、それを失った瞬間、同時に生きる意味も失った。
でもそこで終わりを選ばないで、
「あなたのゴールはそこじゃないよ」と言って次につなげてくれる仲間がいた。
もしひとりきりで生きていたら、誰も何も言わなかったら、今の井手さんはいないかもしれない。
つながりがなければ人は生きていけないということを改めて感じました。
それは決して大きなターニングポイントだけじゃなく、人生の中で起こる小さなことも、
周りに思いをくみ取ってくれる人がいるから反応が起こるし、
そこで自分も違う視野を持てるから人生をポジティブに転じていける。
そのつながりを感じた収録でした。

 

――「つながり」というのは、これまでの放送でも出てきたワードですね。

そう。人が生きる上での真理を考えさせられる番組だと思うんです。
真理というのは答えがひとつしかないじゃないですか。
そこに直結している番組だなというのは感じました。

 

――番組をご覧になる方へメッセージをお願いします。

もし、ホームレスが販売するビッグイシューという雑誌に
偏見を持つ方がいらっしゃるのであれば、「もったいない~!」と伝えたい。
食わず嫌いじゃもったいないくらい、ビッグイシューという雑誌は面白い。
それを売っている人がホームレスであろうが誰であろうが関係ない。
それこそ今食べているものやコンビニで売っているものだって
どこから来たかわからないわけで……。
顔が見えない商売の仕方が主体となりつつある情報社会の中で、
販売者の顔が見えている時点でそのほうが安心だと思います。
ネットで注文した商品はどこの国の誰が、
どうやって手元まで運んでくるのか知っていますか?
顔が見えるおっちゃんから買うと、なんだか心まであったかくなる気がします。

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