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「私は恵まれている...でも、死にたい」

2015年02月20日(金)

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こんにちは。

みなさんから寄せられた声に目を通している中で、気になったことがありました。
それは、「幸せなはずなのに死にたい」という方たちが少なくないということです。
いじめられたわけでもない。親との関係も悪くない。良い大学に通わせてもらっている。
でもなんだか死にたいと思ってしまう…

私たちは、こうしたメッセージに今の世の中の生きづらさが象徴されているのではないかと感じています。
そんな理由のわからない「死にたい」と向き合い続けている人たちのメールをご紹介します。
 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私は恵まれていて、毎日かなり幸せで楽しく過ごしていると思います。でも消えて無くなりたいです。自分の本心が全くわかりません。
たまに落ち込む波がやってくると、感情が洪水のように溢れ出て、涙が止まらず息が苦しくなります。
いくつか精神科にもかかりましたが、幼いと言われたり特に病気などではないと言われました。やっぱり自分が悪いのだなぁと思いました。
私はいつも人の顔色をうかがって気に入られるように振る舞うので、いつか嫌われてしまうのではと不安で仕方ありません。当然そんな人間は誰も必要としないでしょう。恵まれた環境で逃げてばかりの自分が大嫌いです。
(りんさん/20代女性)

40代・50代が抱える気持ち

2015年02月16日(月)

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こんにちは。

今日は、40代、50代の方からのメールをご紹介します。
「20代の自殺」と言ってはいますが、ハートネットTVには10代の方からも、40代も50代も、様々な世代の方からメールが寄せられています。

私たちも、世代にはそんなにこだわらずに、生きづらさを抱える全ての人たちとともに考えていきたいと思っています。

「死にたい」という気持ちを抱えながら、それでも長年生きてきた人たちの思いです。


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許可すること

『いいよ、大丈夫だよ』

という言葉を聞く機会が少ない幼少時代をおくると、大人になっても、それを抱えながら生きていくことになります。

人からも親からも自分は許されない人間なんだ。だからどんなに頑張っても、自分を許せない。

 

親から出てくる言葉は、そのまた親から引き継いだもので、その親も、その言葉でずっと自分に言い聞かせ続けているんだよね。

それがわかったのはつい最近だよ。仕事で体も心も死ぬところまで来ちゃって。がんばり過ぎちゃって。今、心と精神と身体とかのリハビリ中です。


生きることのほうがこんなに大変なんだって思っていたから。
生きるって大変だって思っていたので。

子供に同じことを引き継がせたくないと思っていたけれど、一人は不登校となり、事故を起こしたり、自分の内面を見ているようで苦しくなることもあります。がんばる娘を見ると、もういいよって言いたくなる。親の世間体のために頑張る必要ないよって…私がそうであったからこそ。

『いいよー』
『大丈夫だよ』

そんな言葉をかけてもらえていたらちがかったんだろうなって

(ぺこさん/50代女性/埼玉県)

「私が生きているのは"迷惑"だから...」

2015年02月05日(木)

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ハートネットTVのホームページに寄せられるみなさんの声。
目を通している中で、ひとつ気づいたことがありました。

それは、多くの人のメールに「迷惑」という言葉があることです。

「自分が生きていることで、誰かに迷惑をかけている」
そんな思いを抱えている人からのメールをご紹介します。
 

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最近は、死にたいと思うよりも、自分が「生きていてはいけない存在」と思うようになりました。私が生きてしまっていることで、食費や電気代の費用が余計にかかる。私が、生きようと無駄な悪あがきをしてしまうことで、周りが私に期待してしまう。自分が生きていることで、周りの人に迷惑をかけたり、ぬか喜びをさせてしまっている。私は生きていてはいけない存在なんだ。生きるという罪を私は背負っている。このままの状態が続けば、私はもう自分で自分の罪を裁くつもりです。

(みんぶろさん/20代男性/富山県)

【出演者インタビュー】小島慶子さん「苦しいという気持ちは絶対に後ろめたいものじゃない」

2014年09月30日(火)

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9月24日放送(10月1日再放送)
シリーズ 20代の自殺
反響編 寄せられた7000の声から
ご出演の小島慶子さんにメッセージをいただきました。


《小島慶子さんプロフィール》
タレント、エッセイスト。テレビなどへの出演だけでなく、各誌でエッセイを執筆するなど、多彩な活躍を見せている。近著に『解縛(げばく)~しんどい親から自由になる』。昨年、1年間に渡ってお伝えしたシリーズ企画「カキコミ!深層リサーチ」に出演。


――今回は9月の特集「シリーズ 20代の自殺」に対して送られてきた7000通もの反響の声に耳を傾け、生放送で話し合いました。収録を終えてどのようなことを感じましたか。

番組での荻上さんの提案と私の発言がひとつの組み合わせの例だと思うのですが、つらい気持ちを言いやすい環境をどう作ったらいいんだろうと考える支援がある一方で、「死にたくなるときって確かにあるよね。私もあるかも」と話を聞いてくれる人間関係も大切だと思うんです。だって、仕組みさえ整えればうまくいくということではないし、逆にいくら身近な人が力になってくれてもいざという時に支援がないとやっぱり生きていけないじゃないですか。だから、政策を進めると同時に、メディアとかいろんなものを通して「死にたくなることはよくあるよね。どうしてこんなに辛いのか、一緒に考えよう」という世の中の“空気”みたいなものを作らないと、きっと自殺する人は減らないと思います。

【出演者インタビュー】荻上チキさん「自殺問題は原因の多様性を確保した上で考えることが大切」

2014年09月30日(火)

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9月24日放送(10月1日再放送)
シリーズ 20代の自殺
反響編 寄せられた7000の声から
ご出演の荻上チキさんにメッセージをいただきました。

 

《荻上チキさんプロフィール》
1981年生まれ。評論家。ニュースサイト「シノドス」編集長。メディア論をはじめ、政治経済や福祉、社会問題から文化現象まで幅広く取材し分析。著書に『ウェブ炎上』『ネットいじめ』『僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか』など。

 

――今回は9月の特集「シリーズ 20代の自殺」に対して送られてきた7000通もの反響の声に耳を傾け、生放送で話し合いました。収録を終えて、どのようなことを感じましたか。

今回は自殺について見ていきましたが、そのなかでもかなりテーマを絞った内容だったと思います。経済的な問題とか、いじめとか、ネグレクトとか、そうした自殺の「要因」の話ではなくて、これまでの番組を通して「自殺について語り合うことの“効能”」を感じた人たちのレスポンスを受けて、じゃあ語り合う場所がない人はどうすればいいんだとか、語りにくい社会をどう変えていけばいいのかという話をしたわけですね。

そこで少し危ういのが、「語ることが大事だ」ということばかりクローズアップすると、「他の要因が複数絡み合って自殺に追い込まれる」という実態が無視されているように受け取られかねないんです。だからこの場で補強しておくと、今回の放送は自殺問題全体を救うというよりも、自殺について語り合うことの必要性と難しさを再確認するようなテーマの放送だったということです。

ですから、死にたいという気持ちが相手の心にあるなかでどうやって愚痴を共有したり、問題や過去を語り合ったりできるんだろうということを考えるヒントにこの放送がなってくれたらいいなと思います。

 

詳細は「続きを読む」をクリックしてください > > >

 

【出演者インタビュー】久保純子さん「ひとりじゃないと感じてほしい」

2014年09月30日(火)

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9月24日放送(10月1日再放送)
シリーズ 20代の自殺
反響編 寄せられた7000の声から
ご出演の久保純子さんにメッセージをいただきました。

 

《久保純子さんプロフィール》
元NHKアナウンサー。2011年~2013年夫の転勤に伴って渡米し、モンテッソーリ教育国際免許を取得。二児の母(長女と次女)。

 

 

 

――今回は9月の特集「シリーズ 20代の自殺」に対して送られてきた7000通もの反響の声に耳を傾け、生放送で話し合いました。収録を終えて、どのようなことを感じましたか。

20代の死因の半数が自殺で、圧倒的に多いということに心が痛みました。もし身近にそういう気持ちを抱えている人がいたら私には何ができるかを考えています。番組に寄せられた7000通を超える反響やツイッターの声に耳を傾けると、相談したいけれど相手も場所もない」「いつも否定されている」という言葉が多く聞かれました。寄り添う、一緒になって考えるということが私ができる一歩なのかなと感じています。

 

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「20代の自殺」プレマップ(PR動画)制作に込めた思い

2014年09月12日(金)

ハートネットTV、9月のキャンペーン「20代の自殺」。番組制作も大詰めですが、先日、実現不可能なスケジュールで制作した「プレマップ」(PR動画)が無事完成、放送の反響も沢山いただいています。ありがとうございます。

プレマップを作ることが決まったのが、梅雨明けから少したった7月の終わり。キャンペーンの放送は9/9(火)から。告知期間を考えると9/1(月)からはプレマップを放送したい、と考えると制作スケジュールは1カ月・・・。「自殺」というテーマを、そして「死にたい」と考えている方たちが、テレビやWEBを通じ私たちのメッセージに気づいてもらうにはどうすればよいのか・・・。何人かの知り合いに頼んだものの丁重にお断りいただき(テーマがテーマですしね)、さて本当に困った、というところで、2012年に「ハートネットTV」を立ち上げた際のプレマップを担当された“キーマン”に、半分説得・半分だめもとでアタック・・・・・・出来上がったのが、本編です。

 

ロケはお盆明けの真夏日。朝の6時に東京を出発した撮影隊は、2時間半ほどかけて、茨城県のとある海岸へ到着しました。遠くまで広がる砂浜には影一つなく、陽射しはすでに強くなっていて、少し歩くだけで汗が吹き出ます。熱中症の警報も出そうだということで、とにかく水分補給はまめにしなければ、そんなことを言いながら、撮影用の器材を運び、絵コンテを確認します。
 

【収録記】"気持ち"に触れる時間。―9/12深夜放送ハートネットTV+「生きるためのテレビ」

2014年09月12日(金)

「死にたい」を語り、「生きたい」を考える4日間―本日は総合テレビで24:10から、ハートネットTV+『生きるためのテレビ』を放送します。


「日曜の夜は憂鬱だ」「何気ない○○という一言に傷ついた」など、誰もが日常で感じる気持ちから、「死にたい」に至る深刻な思いまで・・・・・・スタジオでは、「死にたい」と考えたことのある若者と深く静かに語り合い、収録は3時間にも及びました。彼らが何を必要としているのか?番組をご覧いただくことで多くの方が“気持ち”に寄り添うことができれば、と願っています。

「死にたい」を考えたことがある人、考えたことがない人にも、「死にたい」を語り合うことで「生きること」をゆっくりと考えました。『生きるためのテレビ』ぜひご覧ください。




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宮迫博之さんは当初「どのトーンでしゃべりだしていいかも分からなかった」と言いつつも、真摯な中に時折ユーモアを交えた感じで、長丁場を大きく包み込んでくださいました。


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出演者の皆さんの“気持ち”を大切に・・・収録が進む中、何度もスタッフが話し合います。



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収録は深夜1時を過ぎましたが、出演いただいた20代の方々は場所を移し、この後も語り合っていたようです。


◆放送予定

[Eテレ・ハートネットTV]
 本放送:夜8時00分~8時29分
 再放送:翌週午後1時5分~1時34分
2014年9月9日(火)  第1回 生きる力を奪う 生い立ちのトラウマ
2014年9月10日(水) 第2回 追い打ちをかける“社会の壁”
2014年9月11日(木) 第3回 “自傷行為” 生きるために傷つけて・・・
2014年9月24日(水) 反響編

[総合テレビ]
2014年9月12日(金) ハートネットTV +  生きるためのテレビ
 24時10分~25時25分


◆関連ブログ
「20代の自殺」プレマップ(PR動画)制作に込めた思い
【出演者インタビュー】宮迫博之さん「みんなの思いや葛藤が何かの道しるべになれば」
【出演者インタビュー】岩尾 望さん「とりあえず話をしてみれば、お互いに共感できる部分がみつかるかもしれない」

【出演者インタビュー】宮迫博之さん「みんなの思いや葛藤が何かの道しるべになれば」

2014年09月11日(木)

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9月13日放送
ハートネットTV+「生きるためのテレビ」
ご出演の宮迫博之さんにメッセージをいただきました。

 

《宮迫博之さんプロフィール》

お笑い芸人。雨上がり決死隊。

 

 

 

 

 

――ハートネットTVに「死にたい」とメールを寄せた20代がスタジオに集まり、そのワケを徹底的に語り合いました。番組収録を終えての感想を教えてください。

どういった番組で、ここを見て下さいと一言で言うのはすごく難しいくらい、いろんな人の複雑な気持ちや経験が詰まった番組になったと思います。来てくれた20代の人たちの話を聞いて、44歳の僕でもすごく勉強になったし、共感できることもありました。

みんなの悩みを聞きながら解決策を考たりもしましたが、明確な答えが出たとは言えないかもしれません。でも、それが何かの道しるべにはなると思いますので、いろんな悩みを抱えている方には特に見ていただきたいと思いますね。

 

 

◆放送予定
[Eテレ・ハートネットTV]
 本放送:夜8時00分~8時29分
 再放送:翌週午後1時5分~1時34分
2014年9月9日(火)  第1回 生きる力を奪う 生い立ちのトラウマ
2014年9月10日(水) 第2回 追い打ちをかける“社会の壁”
2014年9月11日(木) 第3回 “自傷行為” 生きるために傷つけて・・・
2014年9月24日(水) 反響編

[総合テレビ]
2014年9月12日(金) ハートネットTV +  生きるためのテレビ
 24時10分~25時25分


「ハートネットTV」に寄せられた600件を超える「死にたい」、でも「生きたい」という声。
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【出演者インタビュー】岩尾 望さん「とりあえず話をしてみれば、お互いに共感できる部分がみつかるかもしれない」

2014年09月11日(木)

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9月13日放送
ハートネットTV+「生きるためのテレビ」
ご出演の岩尾 望さんにメッセージをいただきました。

 

《岩尾 望さんプロフィール》

お笑い芸人。フットボールアワー。

 

 

 

 

 

――ハートネットTVに「死にたい」とメールを寄せた20代がスタジオに集まり、そのワケを徹底的に語り合いました。番組収録を終えての感想を教えてください。

飛び降りることになる背景から、落ちている瞬間、落ちた後のことまで、こんなに生々しい話を聞ける機会はなかなかないので、貴重な体験をさせて頂きました。

僕自身はそこまで追い詰められた経験がないので、みなさんの話を聞いていてわかる部分もあったし、正直わからない部分もありました。でも、わかったふりはできないと思ったので、出演者という立場ですが、いろんなことを勉強させてもらいました。

全ての悩みに対してアドバイスすることはできませんでしたけど、とりあえず話をしてつながりをつくれば、お互いに共感できる部分が見つかるかもしれないじゃないですか。それが大事なのかなというふうに思いました。

 

 

◆放送予定
[Eテレ・ハートネットTV]
 本放送:夜8時00分~8時29分
 再放送:翌週午後1時5分~1時34分
2014年9月9日(火)  第1回 生きる力を奪う 生い立ちのトラウマ
2014年9月10日(水) 第2回 追い打ちをかける“社会の壁”
2014年9月11日(木) 第3回 “自傷行為” 生きるために傷つけて・・・
2014年9月24日(水) 反響編

[総合テレビ]
2014年9月12日(金) ハートネットTV +  生きるためのテレビ
 24時10分~25時25分


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