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【出演者インタビュー】清水康之さん「何よりも大切なのは自殺問題に多くの人が関心を持つこと」

2014年09月09日(火)

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9月10日放送(9月17日再放送)
シリーズ 20代の自殺
第2回 追い打ちをかける“社会の壁”
ご出演の清水康之さんにメッセージをいただきました。

 

《清水康之さんプロフィール》

NPO法人 自殺対策支援センターライフリンク代表。元内閣府参与。自殺の実態調査を行うなどして、国や自治体に対策を提言している。

 

 

――第2回は就職難やブラック企業など、社会環境が若者を追い詰めている実態をとりあげました。収録を終えてどのようなことを感じましたか。

第1回の「生い立ちのトラウマ」と深く関連していると感じました。過去の経験により生きる意欲が削がれているという側面と、社会的な問題を抱え込まされやすいという若者の立場が相まってこのような状況を作っているので、その部分を理解しながら問題を捉えていく必要があると思います。

 

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――番組を見て問題意識を持った人はどのようなことができるのでしょうか。

地域でいろいろな支援活動を行っているNPOやボランティアに参加してみる、あるいは番組を見て感じたことをメールで寄せたりすることも行動のひとつだと思います。

何よりも大切なのは関心を持つということ。無関心でいる限り事態を見過ごすことになってしまうので、表面的なことだけでなく、その背景を含めて関心を持っていくということが重要です。それはやろうと思えば誰にでもできることでもありますし。

 

――メールを寄せてくれた方や番組をご覧になる方にはどのようなメッセージを伝えたいですか。

声を上げていくことが大事だと思います。ひとり一人の声は小さいものかもしれませんが、それらが集まれば社会を動かす力になりますし、そうした声が響き合う中で社会の雰囲気も変わっていくはずです。それぞれができる範囲で声を上げていき、行動していく。そんなことができればいいと思いますし、私自身も、そうしていこうと思います。

 

 

◆放送予定
[Eテレ・ハートネットTV]
 本放送:夜8時00分~8時29分
 再放送:翌週午後1時5分~1時34分
2014年9月9日(火)  第1回 生きる力を奪う 生い立ちのトラウマ
2014年9月10日(水) 第2回 追い打ちをかける“社会の壁”
2014年9月11日(木) 第3回 “自傷行為” 生きるために傷つけて・・・
2014年9月24日(水) 反響編

[総合テレビ]
2014年9月12日(金) ハートネットTV +  生きるためのテレビ
 24時10分~25時25分


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コメント

私の家庭環境は良い方ではなかった。不登校精神不安
それでも、ありのままの私を受け入れてくれる人にめぐり合い。家庭を持ち子供も産み、資格も取らせてもらい生活している。暖かい今の主人。感謝しています。
どんな人げんでも生きているって大切
私の妹も精神科へ行き不安定な中働いていると聞いている。
自分は完璧ではない。だから、人は寄り添うのだと思う。現在も不安な精神はある主人に迷惑をかけている。申し訳ないと私も死にたい。私さえいなければこの人は幸せかもと日々落ちている自分もいる
TVの切ない事件たくさんある自分のことのように受け止め涙してます。こんな私でもみんなの力になりたい。助けたいと感じさせる

投稿:kei 2014年09月10日(水曜日) 22時36分