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【放送後記】実幸さんの「お願い」は、みんなの「願い」へ。

2014年04月22日(火)

4月22日のNHKハート展で放送した河津実幸(まみ)さんは『お願い』という詩で「お願いしなければ何もできない、それでも将来の夢を描こうと歩み続ける自分の思い」を表現しました。
実幸さんはとってもアクティブ!放送の中でも出てきましたが、自分で作成したカレンダーの売り上げを、リハビリ施設の先生がサポートしているカンボジアの病院や、東日本大震災の被災地交流に使っています。一人では動くことはできないですが、看護師の方や家族と一緒に移動する旅。実幸さんの熱意と明るさは、言葉を乗り越え心がつながっているようでした。こちらのブログでは、実幸さん直筆の体験記を一部ご紹介させていただきます。


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31ページにもわたる実幸さんの体験記。ご自身がパソコンで何カ月もかけて書いているそうです!
 

【出演者インタビュー】奥山佳恵さん「みんなで『生きていること』を感じながら生活するのは素晴らしいなって」

2014年04月22日(火)

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4月22日放送(4月29日再放送)
NHKハート展 「お願い」ご出演の奥山佳恵さんにメッセージをいただきました。

 

《奥山佳恵さんプロフィール》

女優・タレント。10歳と2歳、息子2人の子育てに奮闘中。

 

 

 

 

――今回は河津実幸さん(大分県 27歳 肢体不自由)の「お願い」
という詩を中心に見ていきました。収録の感想を教えて下さい。

詩の最後にある「そして 感謝すること」の一文は、どんな思いで書かれたのかなと思ったのですが、VTRを拝見して、実幸さんは本当に強い気持ちで周りの人に感謝しているからこそ、
この言葉が出てきたんだということがわかりました。
その感謝の気持ちは、小学校高学年という多感な時期に、周りの友だちや先生、家族とみんなで“生きていく道”を切り開いていったからこそ生まれたのだと思います。
その経験があったから実幸さんは“生”を強く感じて生活されている。
そこから生まれた“感謝”なのだと思いました。

 

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【出演者インタビュー】永田萠さん「優しさだけでなく、強さも感じる詩でした」

2014年04月22日(火)

4月22日放送(4月29日再放送)
NHKハート展 「お願い」
ご出演の永田萠さんにメッセージをいただきました。

 

《永田萠さんプロフィール》
イラストレーター。絵本作家。

 

――初めて詩を読んだ時は、どのようなことを感じましたか。

障害を持っていらっしゃる方ということで詩を受け取っていますので、
どうしても先入観として“受け身”のイメージを持っていたんですけど、
詩からは一歩踏みだそうという意志というか、強さも感じたんです。
それで今回画面を通して実幸さんにお目にかかって、その直感は当たっていたと思います。

 

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【出演者インタビュー】奥山佳恵さん「楽しく子育てするためには、人と比べないこと」

2014年04月09日(水)

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4月9日放送(4月16日再放送)
NHKハート展 「ホーホー」
ご出演の奥山佳恵さんにメッセージをいただきました。

 

《奥山佳恵さんプロフィール》

女優・タレント。10歳と2歳、息子2人の子育てに奮闘中。

 

 

 

 

――今回は、京都市内に暮らす信田静香さん(10歳・ダウン症候群)の作品「ホーホー」
を紹介しました。詩を読んでどのような感想を持ちましたか。

まっすぐでピュアで、なんて美しい世界観のある詩なんだろうって思いました。
特に「きょうのよる まっています」というところが好きですね。
これは想像ですけれど、静香ちゃんの中にちゃんと物語があって、場面の絵が見えていて、ふくろうの気持ちになっているからこそ出てきた一文なんだろうなって。
その感性が本当に素晴らしいと思いました。

 

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【出演者インタビュー】奥山佳恵さん「できなかったことがある日突然できるようになるのが、子どもなんですね」

2014年04月09日(水)

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4月8日放送(4月15日再放送)
NHKハート展 「オレの挑戦」
ご出演の奥山佳恵さんにメッセージをいただきました。

 

《奥山佳恵さんプロフィール》

女優・タレント。10歳と2歳、息子2人の子育てに奮闘中。

 

 

 

 

――19回目を迎えるNHKハート展。
今回番組では尾下翔太くん(長崎県 15歳 肢体不自由)の「オレの挑戦」
という作品を紹介しました。詩を読んでどのようなことを感じましたか。

汗の匂いを感じるような作品で、力強さと、躍動感と、
勇気を振り絞っている感じが伝わってきました。
番組でも言ったのですが、読んでいて「がんばれ!」と声を出して翔太くんの背中を押してあげたくなるような思いでしたね。
あと印象的だったのは、「顔を上げる」という文字が大きく書かれていたところ。
自分で道を切り開いていくんだっていう翔太くんの強い意志を感じました。
とてもかっこいいですよね。

 

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NHKハート展 心に触れる表現

2014年04月04日(金)

ハートネットTV、WEBライターです。
日付のハートネットTVは、今年で19回目を迎えるNHKハート展の入選作品から10代の若者の作品を紹介いたします。
どれも力強くて感性豊か!それでいて、とっても素直でシンプルな詩が多かったです。
こちらでは放送の“一部”をご紹介させていただきます。

【最終回】これからのこと

2014年01月22日(水)

2014年1月20日 日本は障害者権利条約を批准しました。(発効は2月19日です)
条約は、憲法と国内法の間に位置します。
今後は、条約に合わせて国内の障害者施策を整備してゆくことになります。
このブログに書いてきたように、課題は山積しています。
やっとスタートラインにたった、と言ってよいでしょう。

条約の実施にあたっては、それを監視する枠組みを設けるよう、条約の33条に書かれています。
障害者基本法に基づいて設けられた障害者政策委員会が行うことになります。
締結したあとは、2年以内に履行状況を国連に報告、その後少なくとも4年ごとに政府リポートとカウンターリポートを提出する必要があります。
条約の考えにそって国内の状況が推進しているのかチェックするのです。
カウンターリポートは、当事者団体などNGO(非政府組織)が作成することになります。

【第7回】自分で決める

2014年01月07日(火)

障害者権利条約は、これまで障害のある人たちを“保護の対象”としていた考えを大きく転換し、“権利の主体”として考えています。
自分の人生は自分で決める、という当たり前のことを、みなで合意したのです。

施設に住まざるをえなかった知的障害のある人たち、ときには長い間病院という名の場所で暮らさざるをえなかった精神障害のある人たちがいます。
好きなものを食べ、好きな服を着て、という暮らしができなかった人たちがいます。
たとえよかれと思って与えられたものであったとしても、自分の意思で選ぶ、自分で決めることとは違います。

【第6回】教育と雇用

2013年12月27日(金)

障害者権利条約では、50条にわたって、障害のある人もない人も同じように、自分の選んだ生活をおくることを保障するために必要なことがらが書かれています。
そのうち、教育と雇用についてみてみましょう。


日本の教育は、これまで分ける教育でした。
一般校に通えないとされた障害のある子どもたちは、
かつては、養護学校、盲学校、ろう学校で学んでいました。
今は、特別支援学校(学級)と名前は変わりましたが
その考え方は続いているとも言えます。

条約の精神は、違います。
インクルーシブ教育(政府訳では“包容”する教育制度←連載第5回参照)を確保する、
という記述で、
障害のある人もない人もともに学び、障害のある人が教育制度一般から排除されないこと、地域の学校に行き、個人に必要な合理的配慮が提供されるよう、書かれています。
また、手話の習得のために適切な措置をとること、さらには、盲ろう者の教育がもっともふさわしい意思疎通の手段で行われること、などがきちんと項目としてあがっています。

【第5回】地域で暮らす

2013年12月24日(火)

障害者権利条約は、国連の公用語で書かれています。
国連の公用語は6つ。
英語、フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語、アラビア語です。

日本語の訳は、以下の外務省のホームページに政府訳としてPDFファイルで掲載されています。
外務省 障害者の権利に関する条約
※別ウィンドウ NHKサイトを離れます。


なかに、いくつか気になる訳があります。
”inclusion” という言葉は「包容」という言葉になっています。
英和辞典で調べると、包含、包括といった意味です。

格差や貧困がひろがるなかで困難をかかえるひとを排除しないという意味で使われる“ソーシャル・インクルージョン”は、“社会的包摂”と訳されます。

障害のある子どもたちが普通学級でともに学ぶことインクルーシブ教育、とカタカナのまま使われています。
いずれも、包容という日本語のニュアンスとはやや異なる感じです。