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【出演者インタビュー】奥山佳恵さん「子どもの意思を信じることで、その子の人生はより輝く」

2014年12月02日(火)

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12月2日放送(12月9日再放送)
シリーズ 変わる障害者支援
第1回 私のことは私自身で決めたい
ご出演の奥山佳恵さんにメッセージをいただきました。

 

《奥山佳恵さんプロフィール》

女優・タレント。12歳と3歳、息子2人の子育てに奮闘中。

 

 

 

――第1回は、支援の現場で沸き起こる“私のことは私自身で決めたい”という声や“自己決定”を国をあげて実現しようとしているイギリスの取り組みを紹介しました。収録を通してどのようなことを感じましたか。

自分のことは自分で決めて生きていかないと、その人の人生ではなくなると改めて思いました。だけどもそれを実現するにはとても時間と手間がかかるし、人の数も必要になる。大変なことだとは思うんですけど、それでも本人の意思を一番に尊重していこうと社会が動き出したことはとても喜ばしいことだと感じます。

ただ、私はどうしても親という立場上、子どもの意志を聞かないで「この子のためにはこのほうがいい」ということをついつい口に出したり、子どもが思うよりも先に決めてしまうことがあったかもしれないので、より意識をしていかないといけないなと思いました。

 

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――特に印象に残っている場面はありますか。

VTRで紹介した知的障害のあるアンディさんは、念願だったひとり暮らしを始められて、とてもいい笑顔でしたよね。ご家族と一緒に住んでらっしゃるときはほとんど親御さんが決めたことに従う生活でしたけど、だんだんと「この色ではなくこの色がいい」などと主張するようになって、最後はひとり暮らしをしたいと話すようになった。やっぱり主張というのは成長のひとつですから、親御さんがお子さんの気持ちをくんで、力を信じて、ひとり暮らしを実現させたのはすばらしいことだと思います。

私もそうですが、親はついつい子どものことが心配で、まだ無理なんじゃないかと思ってしまうんですよね。でも、子どもの能力を信じてあげることで、その子の人生がより輝くんだなと感じましたし、自分の好きな色でお部屋を飾ってとても満足そうに生活されているアンディさんの姿を見て、親御さんもきっと安心されていると思います。子どものことを信じてあげることが本当の親の愛なのかなと思いました。そして、私自身も子どもを育てるうえで、自分で決めたことを信じてあげられる親でありたいなと思います。

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