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【出演者インタビュー】LiLiCoさん「障害のある人をもっと身近に感じてほしい」

2014年09月03日(水)

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9月4日放送(9月11日再放送)
NHKハート展 「神様がいいな」
にご出演されたLiLiCoさんにメッセージをいただきました。

 

《LiLiCoさんプロフィール》

映画コメンテーター。18歳までスウェーデンで過ごす。今回NHKハート展に初めて参加。

 

 

 

 

――NHKハート展、2日目は杉本泰旭さん(神奈川県/12/発達障害)の『神様がいいな』とう詩を紹介しましたが、収録はいかがでしたか。

カミナリ様から「ナリ」を抜くと神様になるという言葉遊びはとってもクレバーですよね。

実は彼の詩を読んだ時に、先日見たとある番組を思い出したんです。ゴルゴ松本さんが少年院を回ってスピーチをするという内容なんですけど、そこで彼は「『吐く』から一本取ったら『叶う』になる!」と言ったんですね。やっぱりつらい時や頑張っている時ってどうしても嫌みや暴言を吐いたりすることがあるじゃないですか。でもそれをうまく「叶う」ということにつなげていて、すごく感動したんです。

それと同じ衝撃を今回の泰旭くんの詩からも受けました。きっと「カミナリ様は神様になる」という言葉は私の心にずっと残っていくフレーズになると思いますね。

 

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――VTRでは詩が生まれた背景も紹介しましたが、ご覧になってどのようなことを思いましたか。

発達障害というのは外から見てわかるものではないので、とても難しいと思います。ひどい言葉を浴びせられたこともあるとお母さんがおっしゃっていましたけど、まだまだデリカシーのない人がいるんだなって、ちょっと悲しくなりました。

やっぱり周りの人たちもいろんな人がいることを理解しないといけないと思います。どんな子供にだって、それぞれにいろんな個性があるわけですから、すぐにダメと言うんじゃなくて、その個性を伸ばしてあげることが大事ですよね。私も泰旭くんと同じで怒りっぽい部分はありますし、それが怒れるタレントLiLiCoとして(笑)、お仕事につながることもあります。本当に世の中は何があるかわかりませんから、個性を活かしていってほしいと思いますね。

 

――番組をご覧になる方、そして実際にNHKハート展へ行かれる方にはどのようなことを感じてほしいですか。

障害のある方とはこれまでにもたくさん接してきましたけど、みんなとても想像力が豊かなんですよ。私たちに見えないものがいっぱい見えているし、聞こえないことも聞こえている。そこをみんなも感じ取って、自分の人生を豊かにしてほしいですね。

そして、そういう人たちのことをもっと身近な存在として考えてもらえたらなと思います。例えば私が生まれたスウェーデンでは、発達障害のある方も会社で一緒に働いているし、その方が得意としていることを活かせるように社会もサポートしているんです。だからこそ“福祉の国”と言われているんですけども、そういう部分もみなさんにもっと考えてほしいですね。

コメント

 私自身成人してから軽度の発達障害と診断され、自分で自分が怒りっぽいし、人の気持ちが読めないことがあるのでよくわかります。

光とともにという本で sine(死ね) という単語を シャイン(輝け)と読めるって書いてありました。

投稿:ゆり 2014年09月05日(金曜日) 08時57分