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【取材記】「頑張るよりしょうがねえ」桑折さんその後。

2015年03月21日(土)

ハートネットTVやETV特集で取材した、福島・南相馬の桑折馨さんはその後、どうしていらっしゃるのか、という問い合わせを多数いただきました。

桑折馨さんは現在、元気に過ごしていらっしゃいます。親戚の方々や、訪問リハビリのスタッフの皆さんがご自宅にいらっしゃって、一緒に食事をされることも多いそうです。

口癖は今日も、「頑張るよりしょうがねえ」。
まだまだやる気でした。

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コメント

たった今再放送を見ました。
辛い気持ちです。
なぜこんなにも、これ以上頑張れないほどに頑張っている夫婦が、あの新居で共に暮らせないのか。誰よりも優しく逞しく奥さんを支えていた馨さんに希望を失わせてしまうのか。運命に対して憤りを強く感じて、涙が溢れてきます。かくいう私は大切な人を亡くした経験もなければ、震災等の災害で苦労した経験もない、未熟な一学生にすぎません。ですがこのドキュメンタリーには心を突き動かす何かがありました。福島の復興は全く進んでいないのです。心が折れそうになりながらも懸命に生きる人々が大勢いるのです。
この番組を見て、感動した、涙が出たなどと傍観者のごとく感想を述べて終わるのではない、何らかの形で行動を起こせる人でありたい、いや必ずなろう。その決意を込めて勇気を出してコメントを送ります。大学で深く学びます。

投稿:まんぼう 2015年06月13日(土曜日) 01時14分

きょうの再放送で初めて知りました。
お父さんの心意気と維持、奥様を心から誰よりもあいし、夫婦で一緒に暮らすことに、最後の望みをかけて精一杯生きていらっしゃる、そのお姿に心打たれました。お手紙を寄せたいですが、こちらでまず本当にお元気でお過ごいただきたいとお伝えしたいです。

投稿:明男 2015年06月13日(土曜日) 01時06分

頑張るよりしょうがねえ、感銘して何度も拝見させていただいております。
桑折馨さん、本当に素晴らしい人です。奥様、息子さんも天国から
馨さんの事見守ってくれているはずだと思います。
奥様と新しい家に少しの時間でも一緒に暮らして欲しかったです。
それは叶わなかったけど・・・
被災された方達の生活は元には戻っていないし、状況は悪化しているようなので、もっと国全体で被災された方達の助けに取り組んでほしいと願っています。ニュースで取り上げられる事も徐々に少なくなっているように思います・・・。

投稿:かお 2015年06月08日(月曜日) 14時05分

先ほど、「頑張るよりしょうがねぇ」の再放送を見ました。こんなに南相馬の介護スタッフが人手不足で、津波だけならもう少し復興も早かったろうと思いますが、中でも建設業の人材がオリンピック施設の為に東京に奪われたせいで、桑折さんの自宅建設が遅れた事に強い憤りを感じました。何も復興していませんね。こんなんじゃオリンピックなど来ない方が良かったと思っても仕方ないですね。今介護を必要としている人に景気の回復など待たせている場合ではない、目先の利益のために地方は見殺しか、と思いました。

投稿:hiro 2015年06月07日(日曜日) 00時29分

桑折馨さんの番組、拝聴させて頂きました。こんな厳しい状況に直面しても尚、馨さんは前向きに生きておられて、すごく感激号しました。私もこれから何が起きるかわかりませんが、馨さんの様に、頑張るよりしょうがねぇという気持ちで前を向いて生きていこうと思います。お体にお気をつけ下さいね。この、番組に出逢えてよかったです。

投稿:ちかこ 2015年06月07日(日曜日) 00時13分

このドキュメントを拝見した時の何とも言えない感慨がよみがえります。軽トラに乗っておばあちゃんのお見舞いに通いながら津波で流された家をおばあちゃんのために新築して使いやすくて綺麗な赤の効いた台所。洒落た蛇口をおばあちゃんの為に準備されたおじいちゃん。使い方を見せて下さっていました。頼みの綱にされていた息子さんも亡くされ、そして乗り手のいなくなった車椅子を押しながら説明していたおじいちゃん。夫婦の愛って何なのか教えて貰いました。ありがとうございました。

投稿:タマ 2015年06月06日(土曜日) 06時08分