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【出演者感想】ダンカンさん「昔の町内が持っていた仕組みに、地域で支えるヒントがあるのでは」

2013年07月03日(水)

7月3日放送(7月10日再放送)
シリーズ認知症 “わたし”から始まる
第3回 検証・オレンジプラン―在宅支援の最前線―
にご出演のダンカンさんに収録の感想を聞きました。

 

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――第3回は、「オレンジプラン」という、日本で今年からスタートする新たな認知症施策を紹介。認知症の人が「住み慣れた地域で暮らし続ける」ことを目指す計画です。

オレンジプランによっていい方向に行くのかどうなのか、それはまだ未知数ですけれども、ただ、始めないと失敗もないですし。オレンジプランは5年の計画ということですが、実際にはこれは人と人のあいだでエンドレスで続いていくことですから、ずっとずっと先までつながっていくこととして、最初の一歩を踏み出すことは非常に大切だと思いますね。

――ダンカンさんが思い描く、「認知症の人が自然にそこに居られる環境」とはどういうイメージですか。

自分が子どもだったころ、おじいちゃんがいておばあちゃんがいて、
お母さんがいてお父さんがいて、兄弟も何人もいた。
それだけじゃなくて、ちょっと寄り道をしていると、
町内のよく知らないおじさんとかね。
なんかよくわからないけど、隣りのおばあちゃんが、
うちのキッチンでおやつを作ってくれて「ホラ、食べな」、とかって。
もちろんあれと同じにはならないと思うけど、
ちょっと形を変えた、それに近いシステムというものが、
これからの地域でもあるんじゃないのかなとは感じますね。
それを探っていけたらいいなと。

 

《ダンカンさんプロフィール》
タレント。去年認知症をテーマにした小説「パブロフの人」を発表。
その取材で介護実習を行い、ヘルパーの資格を取得。

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