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【出演者インタビュー】久保純子さん「LGBTの話題が日常会話で自然に出てくるように」

2015年05月11日(月)

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4月30日放送(5月7日再放送)
WEB連動企画“チエノバ”
―「LGBT “理解者”になれますか?」―
ご出演の久保純子さんにメッセージをいただきました。


《久保純子さんプロフィール》
元NHKアナウンサー。2011年~2013年に夫の転勤に伴って渡米し、モンテッソーリ教育国際免許を取得。二児の母(長女と次女)。


――今回はLGBTの理解者・支援者である“アライ”の方のカキコミなども紹介しましたが、久保さんはアライという言葉をご存知したか。

英語で「Ally」という言葉は使っていましたが、LGBTの理解者をアライということは、今回初めて知りました。


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【出演者インタビュー】杉山文野さん「LGBTの理解が広まって"話題になることもなくなる"世の中に」

2015年05月11日(月)

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4月30日放送(5月7日再放送)
WEB連動企画“チエノバ”
―「LGBT “理解者”になれますか?」―
ご出演の杉山文野さんにメッセージをいただきました。


《杉山文野さんプロフィール》
トランスジェンダー(FtM)。NPO法人「ハートをつなごう学校」代表。


――今回は「LGBT “理解者”になれますか?」をテーマに、LGBT支援者(アライ)のことやFTX、MTXなど「男性とも女性とも規定しないあり方」について取り上げて考えました。生放送中に来たTwitterのつぶやきで特に印象に残っているものはありますか。

「アライが増えてくれたらいいな」、「Xの話をNHKがしてくれるんだ」という声は印象に残っていますね。あとは、「この番組を親と見れたらな」とか、「親に理解があったらな」という言葉もありましたよね。やっぱり家族へのカミングアウトにまだ課題があるというのは改めて思いました。

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【出演者インタビュー】荻上チキさん「LGBTの方が身近にいないがゆえの偏見がたくさんある」

2015年04月24日(金)

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3月26日放送(4月2日再放送)
WEB連動企画“チエノバ”
―今日は「LGBT 職場、学校の悩み」を中心に―
ご出演の荻上チキさんにメッセージをいただきました。


《荻上チキさんプロフィール》
1981年生まれ。評論家。ニュースサイト「シノドス」編集長。メディア論をはじめ、政治経済や福祉、社会問題から文化現象まで幅広く取材し分析。著書に『ウェブ炎上』『ネットいじめ』『僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか』など。


――3月末、東京・渋谷区で、同性のカップルに「結婚に相当する関係」と認める証明書を発行する新たな条例案が可決されましたが、荻上さんはこの件についてどのように感じていますか。

自治体が街づくりの中で、より多くの人が住みやすい環境を考えること自体は重要な動きだと思います。ただ一方で、これは人権の問題なので、他の属性を持つ当事者に対してはどうなんだ?ということを問わないといけないわけです。その意味では、今渋谷区に向けられた批判の中に、以前ホームレス状態の方々を渋谷区の宮下公園から排除して炊き出しを禁止させたじゃないかという意見があるわけですね。もし多様性を考えるのであれば当然ながらさまざまな人権に対して配慮をしなければいけない。そうした議論が起こっているわけです。また、本当に「結婚に相当する」内容になっているかといえば、そうではない。
それからもうひとつ、今回渋谷区の中では反対意見も出ているのですが、彼らの主張を聞いてみると、今まで少数派だった人が人並みの人権を手にすることに対してものすごく消極的なんですよね。こんなことが起きたらどうするのかとか、普段そんなことは気にもしていないような事案をあれこれ想定して、基本的にブレーキの方向をかける。たとえば区で証明書を出さなくても病院側が対応すればいいじゃないかといったことを、普段は病院に働きかけるようなことは一切しないような人たちがおっしゃる。また、マイノリティがマジョリティより少しでも権利があるかのような匂いを嗅ぎ取ったら、実際はそうなっていなくても、猛烈に足を引っ張る。「下」であるうちは興味を持たず、少しでも並びそうだ、あるいは微妙にでも「上」にいかれたと思えたならば叩く。「権利」と「利権」を一緒にしてしまっている。ですから、実はいろいろと課題が根っこにはある問題なので、手放しで喜べる話でもないというのも現状です。

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【出演者インタビュー】久保純子さん「20人にひとりはLGBTという今、教育現場での対応が急がれます」

2015年04月24日(金)

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3月26日放送(4月2日再放送)
WEB連動企画“チエノバ”
―今日は「LGBT 職場、学校の悩み」を中心に―
ご出演の久保純子さんにメッセージをいただきました。

《久保純子さんプロフィール》
元NHKアナウンサー。2011年~2013年に夫の転勤に伴って渡米し、モンテッソーリ教育国際免許を取得。二児の母(長女と次女)。


――今月のチエノバは「LGBT 職場、学校の悩み」をテーマに見ていきました。番組に寄せられたをお聞きして、どのようなことを考えましたか。

普通に生活し、生きることが、どれだけ大変か。今回、届いた皆さんの声は、本当に切実なものでした。
私が生活した米国カリフォルニアでは、当たり前のように同性カップルが居て、養子を迎え子育て中だったり、友人のゲイカップルも、いつもニコニコ、幸せそうに一緒に暮らしていたり。娘の友人でも、ゲイであることをオープンにしている子がいて、それを自然なことだと受け止める小学生の娘がいたり。
そんな何気ない、普通の生活をみんなが謳歌できるように。ただそれだけを切に願います。教育現場、就職活動、仕事場で、誰もがありのままの自分でいられるように、社会が成長しなくてはいけないと強く思いました。

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話したくても話せない、「場面緘黙(かんもく)」を知っていますか?

2015年04月17日(金)

場面緘黙(ばめんかんもく)とは、小児期に多い不安障害の症状の一つ。
言葉を話したり理解する能力はほぼ正常であるにもかかわらず、家庭などでは普通に話せるものの、学校や職場など特定の場面では、不安や緊張から話せなくなってしまうという症状です。
早期に発見・対処ができれば改善の可能性が高いとされますが、日本ではまだ認知度が低く支援が遅れています。そのため、いじめや不登校、うつ的症状など二次障害で苦しむ人も多いといいます。

ハートネットTVにはこれまで、カキコミやメールなどを通じて、場面緘黙についての体験談やご意見が寄せられてきました。


◆ゆーやさん/静岡県/20代(2012年7月)
まったく話せないわけではない。

けど、声を出してコミュニケーションすることがとてつもなく辛くなる場面が多い。

伝えようとは思う。
けど、かすかに音が聞こえるだけ。

(病院など、)どうしても伝えることが必要な場面。
紙やノートに書いて行っても、それ自体、出すことができない。手に持っていても渡せない。。。


こうして言葉に表せるようになるまで、「場面緘黙」という言葉に出会うまで、人と時間を過ごす時の戸惑い、集団の中にいる辛さ、何を言われても自分の思いは伝えられずにいる辛さ、(よりによって接客のアルバイトについてしまったため、接客時の)自分の声の小ささ、すべて、自分の努力や頑張りが足りないからだと自分を責め続け、半ば脅迫的に、”(口で)しゃべらなければ!!!”と言葉を発しなければならない度に自分を奮い立たせた。

【取材記】LGBTを取り巻く現状について、みなさんの声をお寄せください

2015年03月27日(金)

東京・渋谷区は、同性のカップルに「結婚に相当する関係」と認める証明書を発行する新たな条例案を区議会に提出し、今月末、議決されます。可決されれば、行政が同性同士をパートナーとして証明する全国初の制度が生まれることになります。

また今月3日、文部科学省が、幅広い性的少数者への対応の必要性を明記した文書を学校・教育委員会向けにまとめたという報道がありました。これまで性同一性障害に限られていた国の対応が、同性愛者まで広げられることになります。また、性的マイノリティーについて検討する国会議員連盟発足のニュースもありました。


LGBT(性的マイノリティーの総称)への理解が徐々に広がり始めたことがうかがえるこれらの動き。しかし取材をすすめる中で、当事者にとっては、まだまだ様々な問題があることを痛感しています。


若者を中心に、性的マイノリティー支援を行っているNPO法人SHIPの代表にお話をうかがったところ…
SHIPが活動している神奈川県では、県教育委員会が管理職の人権研修を実施したり、リーフレットを作成し全教職員に配布したこともあり、少しずつ理解は高まってきているようですが、全国的には対応が進んでいないとか。

【全英連 第8回 全国高等学校英語スピーチコンテスト】一ノ瀬メイ選手動画

2015年03月26日(木)

WEB連動企画“チエノバ、の中で紹介した、一ノ瀬メイ選手のスピーチ動画はこちらです。
2020年・東京パラリンピックへの想いも詰まった内容、是非ご覧いただければと思います。

全英連 第8回 全国高等学校英語スピーチコンテスト

"ありのまま"でいられる企業は? ~LGBT学生の就活~

2015年03月10日(火)

3月は年度末。来月から新たな職場、新たな学校生活が始まり、「人間関係も一から築き上げないと!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
毎月最終木曜日、生放送の「チエノバ」では、3月、4月と「LGBT 職場、学校の悩み」をテーマにお送りします。
 3/27(木)放送 ―今日は「LGBT 職場、学校の悩み」を中心に―
 

セクシュアル・マイノリティのみなさんにとって、新しい環境に溶け込めるのだろうか、不安を抱いている人も少なくないと思います。その一つに、「就職活動」が挙げられます。
NPO法人 虹色ダイバーシティと国際基督教大学ジェンダー研究センターの共同研究によるアンケート調査で、「L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシュアル)」で41%、「T(トランスジェンダー)」で69%の人が、セクシュアリティに関連した困難があったと回答しました(2月までの中間報告。調査は今月末まで実施中)。

先日、金融関連企業で働くLGBT当事者の社員有志や人事部の方たちが、就職活動を控えるLGBTの学生を対象にセミナーを開きました。私もその会場に行ってきました。


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参加した大学生は62人。主催者によると、LGBTサークルなど「団体」の仲間で来る人より、ツイッターなどクチコミの情報で知った「個人」が多かったそうです。ネットがなければ、情報が届かなかった人たちかも知れません。学生からは、「カミングアウトする場合、面接時か就職後か、どのタイミングがいいですか」などの質問がありました。
 

【出演者インタビュー】荻上チキさん「問題の認知と具体的な方法論を同時に考えていくことが大切」

2015年03月03日(火)

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2月25日放送(3月4日再放送)
WEB連動企画“チエノバ”
―障害者の家族(2)バリバラコラボ!
解決へのヒントを探る―
ご出演の荻上チキさんにメッセージをいただきました。

 

《荻上チキさんプロフィール》

1981年生まれ。評論家。ニュースサイト「シノドス」編集長。メディア論をはじめ、政治経済や福祉、社会問題から文化現象まで幅広く取材し分析。著書に『ウェブ炎上』『ネットいじめ』『僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか』など。

 

――2月のチエノバは「障害者の家族が抱える悩み」の第2弾として、バリバラとコラボしながら“解決へのヒント”を探っていきました。番組を通してどのようなことを考えましたか。

たとえば発達障害の子どもが生まれた場合に、事実を受け入れる「気持ちの整理の問題」と、具体的な子育ての仕方がわからないという「方法論の問題」がこんがらがってしまう時期というのはあるんですね。そして、それは“障害者のきょうだい”や“障害者の親から生まれた子ども“など、いろいろな立場の人が悩むことだと思います。

ですから、悩みを誰かに打ち明けてすっきりしようという話と、知識を得て解決しようという話の両方を考えなければいけません。今はそうしたことを語れる場が不足しているので、その必要性を感じたと同時に、そうした場とつながりやすいような環境をつくることも大事だと改めて感じました。

 

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【出演者インタビュー】久保純子さん「『障害者の家族の悩み』は置かれている立場によってまったく違う」

2015年03月03日(火)

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2月25日放送(3月4日再放送)
WEB連動企画“チエノバ”
―障害者の家族(2)バリバラコラボ!
解決へのヒントを探る―
ご出演の久保純子さんにメッセージをいただきました。

 

《久保純子さんプロフィール》

元NHKアナウンサー。2011年~2013年に夫の転勤に伴って渡米し、モンテッソーリ教育国際免許を取得。二児の母(長女と次女)。

 

 

――2月のチエノバは「障害者の家族が抱える悩み」の第2弾として、バリバラとコラボしながら解決へのヒントを探っていきました。特に印象に残っている言葉や場面はありますか。

バリバラの山本シュウさん、大西瞳さんがご紹介してくださった、重度の障害をもつ両親に育てられた藤本隆弘さんのVTRはとても印象的でした。隆弘さんはもちろん、お母様もとても明るく、前向きで。家訓を聞かれ、「自由に生きたらええねん」という言葉には、もの凄い力がありました。

 

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