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【出演者インタビュー】久保純子さん「不登校の子どもたちが"学び"を続けられるよう、家庭へのサポートが不可欠だと感じました」

2016年04月15日(金)

20160407_ku.jpg4月7日放送(4月14日再放送)
WEB連動企画“チエノバ”
シリーズ「不登校」 第2回“学校”って何だろう?
ご出演の久保純子さんにメッセージをいただきました。

 

《久保純子さんプロフィール》

元NHKアナウンサー。2011年~2013年に夫の転勤に伴って渡米し、モンテッソーリ教育国際免許を取得。二児の母(長女と次女)。


――4月のチエノバは、1月に引き続き「不登校」について考えました。今回は「かつて不登校を経験した」という方の声を中心に紹介しましたが、放送を通してどのようなことを考えましたか。

 

一口で「不登校」と言っても、子どもたちそれぞれが置かれている環境も、からだや心の状況も全く違うことを痛切に感じました。親や周りの大人がどう接するか、子どもをそっとしておくことが良いのか、それとも外へ出掛けるよう積極的に働きかけた方が良いのか、時期やその子どもの状況によっても異なり、ひとりひとりに合った対応が必要だということを実感しました。


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――番組で行った調査では、不登校の子どもの約6割が「家庭学習をしていない」という結果になりました。現在、不登校の子どもは12万人以上いるという調査もあるなか、この数字をどうご覧になりましたか。

 

番組の調査では、加えて世帯収入が低い家庭ほど、家庭学習に使える金額が少なく、また年収に占める割合が多いことが浮き彫りになりました。しかし、そこへの行政からの支援が、今は皆無だということもわかりました。スポンジのようにいろいろな知識を吸収する大切な時期。子どもたちが”学び”を続けられるよう、家庭へのサポートが不可欠だと感じました。

 

――今回の「“学校”って何だろう?」というテーマについて、改めてどのように考えましたか。

 

この質問を投げかけられて、改めて我が身を振り返りました。学校で得たもの。「学ぶ力」、「生きる力」、「困難を乗り越える力」「コミュニケーション能力」など、いろいろなキーワードが思い浮かびますが、果たして、学校だけがそれを可能にする場所なのか。今の状況下では、学校以外の選択肢が見当たらないのが現状かもしれません。ただ、番組の中でも提案があったような、学校外での居場所の必要性を感じました。同年代に限らず、大人など世代を超えた交流の場が、学校に代わり社会性や様々な生きる力を培う大切な場になるのではということも考え始めました。

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