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【出演者インタビュー】根木慎志さん「パラリンピックで社会が変わる!」

2015年11月04日(水)

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10月29日放送(11月5日再放送)
WEB連動企画“チエノバ”
盛り上げよう!パラスポーツ
ご出演の根木慎志さんにメッセージをいただきました。


《根木慎志さんプロフィール》
日本パラリンピアンズ協会副会長。車いすバスケットボール元日本代表。2000年シドニーパラリンピックではキャプテンを務めた。学校での体験会などを通して車いすバスケの普及に努めている。


――チエノバにご出演されていかがでしたか。

VTRがあって、僕たちのコメントがあって、それに対してどんどんツイートが連動していって、生で直接みなさんとつながっている感じが今までにない体験でした。「パラスポーツを体験したい」「ボランティアをしたい」「一緒に出たい」というコメントもいただいて、世の中のみなさんはこういうふうに思ってくれているんだとすごくうれしかったです。


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――2020年東京パラリンピックに向けて、どのように盛り上げていきたいと考えていますか。

パラリンピックを開催することで社会が変わると言われています。今まで知らなかった言葉を知るきっかけになったり、障害を知るきっかけになったり。でも、番組でもありましたが、今はまだパラリンピックにどういう競技がどれだけあるかというのは広く知られていません。まずはそれを知るきっかけを作ることが大切です。それに加えて、競技のためにはどんなボランティアがあって、選手たちにはこんな大変さがあって、それでも選手はこういうふうに活動しているんだということも伝えたい。それを伝えることによって、障害アスリートのバックストーリーがわかるんです。そうすると、障害ってなんなんだろうとか、障害者ってどういうことなんだろうということをみんなで考えることができる。そうすれば、障害者理解につながって、誰もが認め合える素敵な世の中になるはずです。本当にパラリンピックは社会を変えることができるので、これから5年かけてそういうきっかけ作りをしたいと思っています。

――今年10月に誕生したスポーツ庁には、どのような期待をしていますか。

今までは同じスポーツでも、オリンピックは文部科学省、パラリンピックは厚生労働省というふうに管轄が分かれていたんです。でも、それがスポーツ庁のもとに一元化されたので、障害のあるなしに関係なく、スポーツの視点から取り組みを考えることができます。それだけで僕はとてもすばらしいことだと思いますね。楽しみにしているというか、一緒に頑張って活動できたらいいなと思います。長官の鈴木大地さんはリオパラリンピックの予選を見に来ていただいたり、環境を見ていただいたり、最近よくお会いするんです。共に頑張っていこうと言っていただいて、そういうことはこれまでにはなかったですからね。

――パラリンピックを盛り上げるため、メディアへ期待することは何ですか。

やはりメディアの影響というのはすごく大きいと思います。たまたま見て興味を持っていただくことだってある。だから、より多くの人たちに競技や障害の正確な情報を伝えていただけたらいいなと思います。ひとつのきっかけを作って、世の中のみんなを巻き込んでいくような取り組みを期待したいです。まさしくこの番組は相互にメッセージを送り合えたので、いいきっかけを作れたのではないでしょうか。

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