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【出演者インタビュー】久保純子さん「症状を理解せずに発した心ない一言が、当事者を傷つけてしまっているかもしれない」

2015年06月23日(火)

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5月28日放送(6月4日再放送)
WEB連動企画“チエノバ”
―話したいのに、話せない…“場面緘黙(かんもく)”を知っていますか?―
ご出演の久保純子さんにメッセージをいただきました。


《久保純子さんプロフィール》
フリーアナウンサー。2011年~2013年に夫の転勤に伴って渡米し、モンテッソーリ教育国際免許を取得。二児の母(長女と次女)。


――今月は、学校などの特定の場所でだけ話せなくなってしまう「場面緘黙」という症状について見ていきました。この症状についてはご存知でしたか?

場面緘黙という言葉は、今回、初めて耳にしました。
しかし、振り返ると、小学校時代の同級生や娘の友人にも、同じような症状で苦しんでいた子どもがいたことを思い出します。私自身もそうですが、教育に携わる者や医療機関が、場面緘黙を理解することの大切さを痛感しました。


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――当事者の苦しさやつらい体験を聞いて、収録ではどのようなことを感じましたか。

「話さないのではなく、話せないのです。」「話すことが怖いのです。」
カキコミを通して、場面緘黙の方が感じている恐怖、苦しみが、痛いほど伝わってきました。周りにいる人々の症状を理解せずに発した心ない一言が、当事者をものすごく傷つけてしまっているかもしれないということに、大きな悲しみを覚えました。正しい理解と、温かい支援が必要だということを強く感じました。

――多くのカキコミをご覧になり、どのような寄り添い方が大切だと感じましたか。

無理に話すことを強いらない、当事者を知る努力をする、素晴らしい面を声に出して褒めるなど、人としてやってもらって嬉しいこと、言ってもらって心温まる言葉を、自然に発信していくことができたらと思います。


【関連情報】場面緘黙について
「場面緘黙」もっと知りたい人のために(専門家へのインタビュー)
「こころの支えになったこと」「言われて嫌だったことば」~場面緘黙(かんもく)、当事者・家族の"声"から~
”場面緘黙(かんもく)の悩み、ありますか?ーーハートネットTV・カキコミ板
・場面緘黙についての様々な情報はこちら (当事者・保護者・支援者向けの情報交換サイト)
  “かんもくネット” (外部リンク・NHKを離れます)
  “かんもくの会”  (外部リンク・NHKを離れます)
 

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